わが家で一番ボードゲームを遊んでいるのは、2歳の下の娘。おままごと感覚で「これやろうよ!」と、家族を引き込んで毎日のように遊んでいます。
その娘の最近の一番のお気に入りのボードゲーム。幼児向けすごろく「雲の上のユニコーン(Einhorn Glitzerglück/Unicorn Glitterluck)」です。
雲のクリスタルを集めて太陽まで進もう。
テーマと目的
グリッターラック、スターダスト、マーベルフラワー、マジックハートの4匹のユニコーンは、空の上にある雲の国でくらしています。
いつも雲を駆け回り、虹をすべりおりたりキラキラした雲のクリスタルで遊んだりしています。
突然恐ろしい雷雲が現れました。ユニコーンたちはすばやく逃げ出し太陽のもとへと向かいます。途中にあるクリスタルをできるだけ集めて恐ろしい雷雨から守ってあげましょう。
「雲の上のユニコーン」は、太陽がいる雲に到着して雲のクリスタルを集めることが目的のゲームです。
内容物
プレイヤーが動かすユニコーンコマは4つ。色がそれぞれ違い、お尻にはハートや星など、名前に合ったマークが描かれています。
サイコロは、移動に使用する水色ダイスとクリスタル獲得に使うピンクダイスが一個づつ。
そして、ピンク色でキラキラしたもののが、このゲームの得点である雲のクリスタルです。
準備
3分割されたゲームボードを組み合わせてテーブルに広げます。
ボードのスタート地点にユニコーンコマ、ゴールの太陽のエリアにクリスタルを4つ並べたら準備完了です。
スタートプレイヤーは、一番年齢が小さい子です。
「雲の上のユニコーン」のルールとゲームの流れ
すごろくの要領で、サイコロを振ってコマを進めてゴールを目指し、クリスタルの獲得数を競います。
順番がくると水色ダイスを振って、出た目の数だけコマを進めます。
ケーキの目がでたらケーキを食べてひと休み。その順番では進めずお休みです。
コマを進めたら、到着したマスに応じてイベントが発生します。
ピンクのクリスタルが描かれた場所では雲のクリスタルを集めます。
ピンクダイスを振って、出た目の数だけクリスタルを手に入れます。
にじの橋がある場所ではにじの橋を渡ってショートカットです。
プレゼントマークがある場所では、クリスタルのプレゼントをします。クリスタルを1つもらい、だれか好きなプレイヤーを選んでプレゼントします。
自分の持っているクリスタルを取られるのではなく、新たにもらったクリスタルからプレゼントする優しい世界ですね。
ゲームの終了と勝敗
誰かがゴールの太陽エリアに到着したらゲーム終了です。ゴールした人は、ご褒美としてそこの4個のクリスタルをもらいます。
ボードを裏返し、手に入れた雲のクリスタルを並べて比べていきましょう。
一番たくさんクリスタルを手に入れた人の勝ちです。
夢のある世界感が子供の心を鷲掴み
とにかくゲームの世界観がよくできています。雲の国でケーキを食べたり虹の橋を渡ったり。そして、極めつけがキラキラしたクリスタル。
内容はシンプルなすごろくですが、テーマ性で子供のハートをガッチリキャッチします。さすがはドイツHABA社の幼児向けラインナップ「ピンク箱」で随一の人気を誇るボードゲーム。
幼児向けボードゲームは遊んでいられる期間が短いので、上の子のときには敬遠気味でしたが最近考え方が変わってきました。
だって遊びが仕事の幼児はとにかく遊ぶ!毎日何回も繰り替えし遊ぶので、大人向けボードゲムよりはるかにコスパが高いです。
小さな子供にとってはゲームを通じて学べる要素もたくさん。
- 順番を守る
- ルールに従う
- 数をかぞえる
- 勝ち負けを理解する
普通の知育教材では「わからな〜い」を連発し、いつも投げ出してばかりのうちの娘。でも獲得したクリスタルを数えるときだけは真剣。「10こ!」と手に入れたクリスタルをドヤ顔で見せてきます。キラキラのクリスタルにテンションがあがるようです。
クリスタルは小さいですので誤飲や紛失に注意ですが、誤飲しない子なら対象年齢3歳より小さくとも遊べるかも。幼児向けゲームの人気作だけあり、小さいお子さんがいるご家庭には間違いなくおすすめできる名作ゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 3歳以上 | 誤飲しなければ2歳でも |
時間 | 10分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
大人も楽しい | ☆☆☆☆☆ | 幼児向け |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しめます |
総合評価 | ★★★★★ | 幼児向けすごろくの傑作 |
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