親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

「うわ、ウンチだ!」ウンチ登場で子どものテンションマックスの神経衰弱。アオバッケ(Au Backe!/By Golly!)

ニワトリ牧場にいろいろな動物が乱入してきて、押し合いへしあい大混乱。しかも牧場のなかには動物だけでなくウンチも落ちているから…

動物イラストのカードを使った子ども向け神経衰弱風の知育ゲーム、アオバッケ(Au Backe!/By Golly!)です。

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にわとりのしっぽヘックメックと同じ独ZOCH社のにわとりシリーズの一つです。
カードのイラストなんかはにわとりのしっぽのカード版?と思うほど、イラストがカブっています。

bg4kids.hatenablog.com

手札から出していく神経衰弱

内容物

カードゲームです。
●動物カード(裏が緑) 45枚(15種類×3枚)
●牧場カード(裏が白) 19枚(15種類+シャベル・ウンチカード)
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準備

19枚の牧場カードを、シャッフルして神経衰弱の要領で裏向きでランダムに並べます。

動物カードは、同じ枚数になるようにそれぞれに配り、余りが出たらは使用せずしまっておきます。

各自配られたカードは中身をみないで、目の前に山札として重ねておきます。山札の上から各自5枚をとってスタートプレイヤーをきめたら始まりです。
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ゲームの流れ

自分の動物カードを神経衰弱の要領で当てて、全部捨てきることが目的です。

手札から、好きな動物カード1種類を表を向けて出し、これがチャレンジするカードとなります。もし同じ動物が2つ以上あれば、複数枚カードを同時に出すことができます。

次に、出した動物カードとマッチすると思う、牧場カードをめくって表向きにします。

当たっていれば、出した動物カードを横によけて、さらに次の手札を出して挑戦します。(さきに当てた牧場カードを裏に戻す必要はありません)。
外してしまったら、表になっている牧場カードを裏に戻すとともに、外れた動物カードも手札に戻します。

外してしまったり、手札を全部使い切れば順番終了です。

正解してよけておいた動物カードは捨て、自分の手札が5枚になるように山札からカードを補充します。
そして、時計回りに次プレイヤーの順番になります。

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ウンチの登場!

不幸にも牧場カードをめくってウンチだったら、すぐにこれを埋めるシャベルを探さないといけません。すかさずもう一枚めくります。
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シャベルが見つかった!埋めよう。

シャベルが見事見つかったらセーフ。これまで当てたカードを捨てて、順番終了です。
ラッキー♪シャベルが見つかりました。f:id:bg4kids:20160721072910j:plain

シャベルなし→ウンチをふんじゃった

シャベルが見つからない場合はアウト。この順番で正解してよけたものを含め、出したカードを手札に戻します。
さらにペナルティとして、好きなプレイヤーの山札から2枚もらって自分の山札に追加します。

もっと運のわるいことに、追加でめくったカードまでウンチだった場合には、他のプレイヤーからさらに2枚加えた4枚をもらって山札に追加します。

最後に、ウンチを踏んだ場合は牧場は大混乱ということで、牧場カードをグチャグチャに並べ直します。

アオバッケ!なんと2つ当たってしまいました。

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にわとりのしっぽの方が上だけど小粒ながらの魅力も

アオバッケは所詮はカードゲーム。どちらが上かといえば、上質な木製コンポーネントや追いかけっこという秀逸なシステムが特徴の、ドイツキッズゲーム大賞まで受賞したボードゲームにわとりのしっぽに軍配があがってしまいます。

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しかしながら、アオバッケにしかない魅力も。

コンパクトで準備が簡単

タイルを並べるより、カードを並べる方が楽なので気軽に遊べます。箱もコンパクトなので持ち運びも簡単です。

カードをめくるのが最大5枚

にわとりのしっぽは、正解すれば連続でドンドンめくれるので、記憶力あるプレイヤーが一気に進めて終了してしまいます。しかし、アオバッケは1回の順番で正解できるのは手札の5枚が限界なので、実力差があまり分かりにくくなっています。
記憶力系のゲームでは子どもが圧倒的に強く、ささやかな抵抗をしているだけの、わが家では結構大事なポイント。

価格が安い

わが家にカードゲームが多いのは、値段が安く、コストパフォーマンスがいいからです。
え?両方買っている人間にコストパフォーマンスもヘッタクレもないって?

ウンチの登場で大盛り上がり

ウンチカードは19枚のうち2枚と、かなりの確率で登場します。引いてしまったときは、「うわ、ウンチだ!」となります。
ウンチの影響は引いた人のみならず。シャベルが見つからないと牧場カードが並べなおしとなり、せっかく覚えたカードがすべてリセット。シャベルの位置が分かるまではカオスな状態が続きます。

わが家で実際に遊ぶと、日頃の「汚い言葉は使っちゃダメ」の反動で、公認ウンチに目を輝かせ「「ウンチウンチウンチ!」と大喜びのウンチ祭りと化してしまいます。ま、たまにはこういうのもいいかな。

素材はどこにでもある神経衰弱ですが、上手なアレンジで味付けをしていて、極めつけはウンチという子どもが大好きのスパイス。子どもが遊びながら記憶力トレーニングできる、楽しいパーティゲームに仕上がっています。

項目 公式表記 コメント
年齢 5歳以上 3歳くらいでできるかも
時間 20分
人数 2-6人
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★★ 誰でも簡単
大人も楽しい ★★☆☆☆ 子ども向け
2人でも楽しい ★★★☆☆ ガチンコ勝負
総合評価 ★★★☆☆ 子どもは大好き