磁石を使った2人用ボードゲーム、その名も「侍石(Jishaku)」。Jishakuという日本語の名前がついていますが、ドイツ産まれのボードゲームです。
マグネットストーンを全部置ききろう
内容物
ゲームの舞台は、プラスチック製の箱に緩衝材のようなスポンジが敷き詰められたボード。「フォースフィールド・ゲームスペース」となんだか大層な名前がついています。
そして18個のマグネット・ストーン。かなり強力な磁石ですが表面はツルツルした材質になっていていい感じ。一見すると磁石とはわかりません。ただ私が購入したものにはちょっと欠けがあって残念です。
準備
テーブルの中央にフォースフィールドを置き、各自ストーンを半分の9個ずつもてば準備完了です。
侍石のルールとゲームの流れ
交互に手持ちのマグネットストーンを置いていき、相手より先に全部のストーンを置ききることが目的です。
手番では、好きな位置にストーンを置いていきます。
置いた際にストーン同士がくっついてしまうとアウト。くっついているストーンを引き取ります。
近くにストーンがたくさんあると、一気にくっついてしまうので、どこに置くか位置がかなり重要です。
勝敗
ストーンを全部置ききることができ、手持ちがなくなったプレイヤーが勝者です。
慎重に慎重に・・・・バチーン!
くっつかないよう慎重に置いていくと、いきなり「バチコーン」。大きな音を立てて磁石が勢いよくっつきます。「やっちゃった…」この静と動が楽しいです。
見た目ではわかりませんが、磁石なので当然NとSがあります。そのため反応を見つつ置く向きも考えながらストーンを置いていきます。
ある程度フィールドが埋まってくると回避不能状態となってきますので、その前に相手のターンでいかにアウトにするかが考えどころ。ただパッケージに「知力」と謳っているほど、深く考える要素はありません。
ストーンに使用されている磁石はかなり強力。近くに寄せるだけで、まるで生きて襲ってきそうな動きをします。
ソロルールで「ストーンを18個全部置く」というのがあるのですが、正直できる気がしません。
対象年齢は14歳以上となっていますが、おそらく誤飲などの事故を考慮してだと思います。
基本はストーンをおくだけのすごく簡単なルールなので、幼児でも十分楽しめます。むしろ磁石ゲームは子供受けがいいです。
正直深みはないので、長く楽しむというよりは「初めて遊ぶと意外性が楽しい」「たまに遊ぶと楽しい」という一発芸人的な魅力でしょうか。何も考えず気軽に楽しめるパーティ色の強い2人用ボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 14歳以上 | 誤飲がなければ4歳くらいでも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2人 | 3人用ルールもあり |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★★★ | 2人専用 |
総合評価 | ★★★☆☆ | 考えずに楽しめる2人用パーティゲーム |