ボードゲームを遊ぶのに時間は貴重です。標準時間が30分でも、みんな考え出すと40分、1時間と長引いてしまいます。
今回紹介するカードゲーム「ノックノック・ダンジョン(Knock, Knock! Dungeon)」のプレイ時間はたった6分。しかもそこから延びてしまうことがありません。
だって、6分経過すると強制的にゲームオーバーになってしまうのだから。
6分以内にボスを倒せ!
テーマと目的
君たちは冒険者。皆で協力してダンジョンの奥に潜む黒騎士を探し、倒すのがミッションだ。
ダンジョンの部屋にはモンスターもいるが、急ぐのだ。砂時計が落ちきってしまうと、ダンジョンの呪いが発動してしまう。
内容物
箱の中には、やや小ぶりなカードとトークン、砂時計が入っています。
カードは裏面がダンジョン部屋の扉、めくると空き部屋かモンスター部屋が登場します。
準備
カードはシャッフルし、黒騎士カードを一番下に入れ、プレイ人数に応じた手札を各3〜6枚配って残りを山札とします。
お約束のスタートプレイヤーは一番最近ダンジョンに潜った人(そんな人いないでしょ!)。
山札から1枚めくってテーブル中央にオープンにして、砂時計をひっくり返しゲームスタートです。
ノックノック・ダンジョンのルールとゲームの流れ
場に出されるカードで示されるダンジョン部屋をオープンにしていき、黒騎士を倒すことが目的です。
手番では、手札からカードを1枚選び、場に出ているカードと角の数字が重なるようにカードを出します。
重ねられた空き部屋カードは、常にカードの4隅の数字の合計が5以下にならなければなりません。
ゲームが進むにつれ、カードが格子状にならんでいくことになります。
モンスター部屋のカードがでた場合には、モンスターとの対決です。まずカードに描かれた数だけ時間トークンを置きます。
モンスター部屋は即時に5以下にする必要はありませんが、置かれた時間トークンがなくなるまでに倒す(四隅の合計を5以下にする)必要があります。
勝敗
最終ボスである黒騎士を出現させ倒す(5以内にする)ことができれば、プレイヤーの勝利です。
一方で、モンスターのトークンがなくなったり、空き部屋の四隅の数字の計が5を超えたり、砂時計が落ち切ったりするとゲームオーバーです。
小ぶりなカードですがダンジョン攻略完了時にはかなりのテーブルスペースをとることになります。
サクッと6分で楽しめるカードゲーム
守るべき条件は「4隅の合計が5を超えない」というだけ。誰でも簡単にできます。
苦労するのは時間。「どうしようかな」と考えている間にも時間は刻一刻と過ぎていきます。
一瞬で判断してカードを出し「しまった!あっちに出すべきだった」と悪手になることも。
協力ゲームにおいては、仕切り屋が逐次指示してゲームがつまらなくなる奉行問題がありますが、本ゲームでは時間制約でこれが解消されています。
4隅がゼロのカードは切り札。取っておいてボス戦などのとっておきの時に使っていきます。
リアルタイムでワチャワチャ楽しむ観点では、同じダンジョンテーマの協力ゲームとして、個人的には弊ブログでは紹介していない5 Minute Dungeonの方が好みかな。
内容に深みはないですが、そりゃ6分で遊べるゲームだから仕方ないですね。
手札の枚数や時間制約の調整で難易度をコントロールすることも簡単。ファミリーでサクッと楽しめる協力型カードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 7歳以上 | |
時間 | 6分 | |
人数 | 1-6人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 比較的簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 1人でも遊べる |
総合評価 | ★★★☆☆ | サクッと遊べる協力ゲーム |

アークライト ノックノック・ダンジョン 完全日本語版 (1-6人用 10分 8才以上向け) ボードゲーム
- 発売日: 2021/01/28
- メディア: おもちゃ&ホビー