うちの子が最近大好きな「ぶたはとべるの?(Können Schweine fliegen?)」。動物の特徴を当てていく、子供向けの知育ボードゲームです。
動物の特徴を当ててみよう!
動物カードがお題となり、出てきた動物の特徴を当てていき、5問での得点を競っていくクイズゲームです。
内容物
動物タイル
このゲームの設問にあたるタイルです。
象やカバなどのメジャーどころから、「コンゴウフグ」「ヨーロッパヤマアカアリ」など、馴染みがない動物まで、60種類の動物が描かれています。
特徴タイル
このゲームでの、解答の選択肢となります。
「ひづめがある」「触覚がある」「冬眠する」など、動物の特徴がイメージしやすいイラストで描かれています。
豚コマ、得点ボード
各プレイヤーは4色のブタからひとつを選びます。得点を重ねるとボードを進んでいくことになります。
投票チップ
4色各4枚のチップで、プレイヤーが解答する際に使用します。
マニュアル
問題の解答が記載されているため、このゲームではマニュアルは必携です。
巻末には登場する動物のミニ解説なんかも記載されていますが、ドイツ語のため私にはさっぱり理解できません。
ただ、ゲーム自体遊ぶにあたってドイツ語が分からなくとも全く問題ありません。
準備
テーブルの得点ボードを置き、各自が選んだブタ駒をスタート位置に置きます。
得点ボードを囲むように、特徴タイルを表を向けて置きます。
動物タイルは裏向きにして箱に入れるなどして山札として集めておきます。各自が投票チップを持てば準備完了です。
ゲームの流れ
一番年長者が、動物カードを1枚引き、裏向きのままテーブルの中央に置きます。
せーので、表を向けたらラウンドがスタートします。
各自、お題の動物の特徴を考えて、「これだ!」と思う特徴タイルに、自分のチップを置いていきます。
1つの特徴タイルにけるチップは1枚だけ。すなわち早いもの勝ちです。
お手つきはマイナスですので、「先を越されてしまった」「もう正解が見当たらない」など、正解だと思うチップがない場合は、手持ちのチップをすべて置く必要はありません。
全員がチップを置いたらラウンド終了です。
勝敗
ラウンドが終了すると、得点計算です。マニュアルを参照して特徴が当たっているかチェックしていきます。
動物によって正解となる特徴の数は違います。下記のキリンだと9つの正解(4本足、毛がフサフサ、ひづめ、角、たてがみ、歯、草食、尻尾、サバンナにいる)があります。
タツノオトシゴだと5つの正解(卵を産む、ヒレ、尻尾、絶滅の恐れがある、固い殻で覆われている)です。
正解した特徴1つごとに、得点ボードの上のブタを1マスずつ進めます。
逆に誤った特徴にチップを置いていた場合には、ブタを1つ戻すことになります。
5ラウンド、すなわち5種類の動物でゲームをして、得点が高いプレイヤーが勝ちです。
大人でも知らないことだらけ
子供用ゲームですが、大人でも知らない動物の知識がいっぱい
前回記事の「コアラには尻尾ががない」もそうですが、下記のように大人でも知らない特徴がたくさんあります。
ホオジロザメは卵を産まない
魚類だし「サメの卵がキャビアだろ」と、当然卵を産むと思っていたのですが、卵胎生といって、お腹の中で孵化させて1メートル位まで育って出るので卵が外には出てこないようですね。
テントウムシは冬眠する
確かに冬に見かけることはないですが、葉っぱの下などで、動かず越冬するようですね。
ハリネズミには尻尾がある
ハリに隠れて見えづらいですが、カワイイ尻尾がちゃんとあります。
「コウモリはどうして卵を産まないの?」「カモノハシは鳥じゃないのにどうして卵を産むの?」など、ゲームがきっかけで子どもに質問され、答えられず親自身も勉強になります。
正解の数は決まっているので、プレイ人数によって、ゲームの雰囲気は大きく変わります。
2人対戦では、着実に取れる特徴を早く押さえつつ、誤答がないようにじっくり考える戦略。
最大人数のの4人になると、限られた正解の取り合い、早取りが最優先のカルタのようになってきます。誰でもわかる「足の数」タイルなどは動物タイルが出たら一瞬が勝負を決める争奪戦です。
冬はこたつで家族団欒。ゲームをきっかけに会話もはずむ、ファミリーにぴったりのおすすめ知育ゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 5歳以上 | 4歳くらいからできます |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-4人 |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 意外に楽しいです |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しい |
総合評価 | ★★★★☆ | ファミリーで楽しめる知育ゲーム |