本日はカードゲーム「ナナ(nana)」です。
最近Nintendo Switchに押されて子供たちがなかなか遊んでくれなくなったこともあって、久しぶりのボードゲーム紹介となりました。
3枚セットを集めよう
ゲームの概要と目的
「ナナ」は、カードを場にオープンにしていき同じ数字3枚のセットを集めるゲームです。
手札からカードを出すときは「いちばん大きい」「いちばん小さい」のどちらかのカードしか出せないので工夫が必要です。
ラッキーな「ナナ」が集まると逆転のチャンス。記憶を頼りにカードを予想してうまくそろえていきましょう。
内容物
小箱サイズのなかにカードが36枚。1〜12までの数字が描かれたカードが3枚ずつ入っています。
カードデザインは可愛らしいイラストが中心。7のカードは特別なカードということでキラキラ仕様です。
準備
プレイヤーに手札として7枚ずつカードを配ります。残りのカードは場札として裏向きで並べます。
配られた手札は、手元でカードの数字の昇順に並べなおして準備完了です。
スタートプレイヤーは「最近ラッキーなことがあった人」です。
ナナ(nana)のルールとゲームの流れ
同じ数字のカードの3枚セットを作って集めることが目的です。
手番では、
- 自分の手札からカードを1枚出す
- 他のプレイヤーを1人指名してカードを1枚出す
- 場札からカードを1枚めくる
の3つのアクションから1つを選択します。
ただし手札から出す場合には、右端あるいは左端のカードすなわち「一番大きいカード」「一番小さいカード」しか出せません。
他のプレイヤーに出させる場合には「○○さん、一番小さいカードを出してください」と、対象者と大小どちらのカードを公開するかを指示します。
アクションは、同じカードが3枚揃うか違うカードが出るまで続けます。
12、12とでて最後4が出てしまいました。
1が3枚揃いました。
カードが見事揃ったらおめでとう。そろったカードを手元に受け取ります。
勝敗
最初にカードセットを3つそろえたプレイヤーが勝者です。
カードセット2つの数字の合計が7になった場合と7のカードセットを揃えた場合も勝利。ナナがそろえば即勝利の大逆転です。
記憶と推理のバランスが楽しい
公開されたカードから「同数字のカードセット3枚を探す」ので、一見すると神経衰弱とも似ています。
しかしながら記憶だけでなく推理や駆け引きが必要なところがこのゲームの醍醐味です。
例えば、ある人が出した一番小さい数字が5だった場合、「この人は大きいカードをたくさんもっているな」と推定できます。
自分の手札は自分だけが知っていますので、手札から出すことはライバルにヒントを与えることに。積極的には公開せず、手札で2枚揃っているカードを見つけにいく戦略も大事ですね。
私も苦手ですが、メモリー系のゲームはたくさんの情報を記憶することが勝利に繋がります。
一方で、この「ナナ」で覚える必要があるカードは場札と他のプレイヤーが出したカードだけ。覚える量が限定的なので、メモリー系のゲームが苦手な人でも楽しめます。
シンプルなルールと記憶と推理のバランスとれたシステムが魅力的な、人を選ばず楽しめる良作カードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 6歳以上 | |
時間 | 15-30分 | |
人数 | 2-5人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★☆ | シンプルで誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★★ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人でも遊べます |
総合評価 | ★★★★☆ | 記憶と推理のバランスが絶妙 |