混んでいる年末年始を家でゆっくりすごすかわり、大掃除と年賀状のタスクを放りだしてクリスマスのあたりに旅行に行くのがわが家の定番です。
いつも宿泊しているホテルでは「サンタクロース派遣サービス」をやっており、これがなかなか重宝。
フロントに子供たちのプレゼントを預けておくと、クリスマスの夜にサンタクロースがプレゼントを持って部屋にやってきてくれます。
サンタクロースがちゃんと現れるので「サンタクロースはお父さん」という、ませた子による学校での流言を一応否定できるわけです。
今回配達に指定した時刻はクリスマスイブの22:00。
子供達がベッドでウトウトしたころにくるのがベスト。それに逆算し、20:30くらいに母親が誘導し子供達は大浴場へ向かい、身体を温めます。
一方で、父は部屋でお留守番。散らかった部屋をセッセと片付けです。
そうこうしているうちに21:30。ピンポーンと部屋のベルがなります。風呂から上がった子供達が帰ってきました。
「意外と長いお風呂だったな。早くねかしつけないと…」
ホッホッホー、メリークリスマス!
ドアを開けて現れたのは、子供達ではなく、ハイテンションなサンタクロース。
「あの…、時間は22:00じゃありませんでしたっけ?」
「あ、すいません。早めにきてしまいました。」
「いや、子供達まだお風呂から戻ってないんですけど…」
…と、やりとりをしている間に、ガチャ。
サンタクロースの後ろから、ドアを開けて風呂上がりの子供達が現れます。
「あれ?お父さん、サンタクロースとなにやってるの?」
もうグダグダ。ハイテンションで登場する予定のサンタもすっかりテンション下がってます。
サンタ登場からプレゼントまでを記録しようと、ビデオカメラを準備していたのも、混乱でウヤムヤに。
「サンタさんは、みんながいないときにプレゼントを置いていこうと思ったみたいだね」とフォロー。
あわてんぼうのサンタクロースと、時間ギリギリに行動するわが家の家族のせいで、ちょっと変なクリスマスイブ。
でもサンタクロースの後ろをとったのも、まぁいい思い出かな?