あけましておめでとうございます。今年も本ブログをよろしくお願いいたします。
新年最初の記事を何にしようかと思いつつ、あっという間に正月休みが終わってしまいました。
2021年は丑年ということで、今回は牛がメインのゲームのうち、私が大好きなカードゲーム「ニムト(6 nimmt!)」の魅力について、語ってみたいと思います。
ニムト(6 nimmt)ってどんなゲーム?
ニムト(6 nimmt!)は、ドイツ産まれのカードゲームです。
手札を10枚もち、そのなかから1枚選んでいっせいに場に出していきます。
出されたカードを小さい順で並べ、6枚目に並んだ人がアウト。それまで並んだカードを引き取ります。
カードには牛のマークがついていて、牛をたくさん引き取った人が負けです。
詳しいルールや遊び方については過去記事をご覧ください。
ニムトの魅力
ルールが簡単
基本は「手札から1枚選んで出す」これだけ。子供や初心者でも理解できるシンプルなルールです。
数字の大小さえ理解できれば出すカードが6枚目になりそうか注意することができ、考えてゲームを遊ぶことができます。
対応人数の幅が広い
二ムトの対応人数は2〜10人。世の中にボードゲームは星の数ほどありますが、これほど懐の広い人数のゲームはそうありません。
少人数でも大人数でも楽しめる万能感はポイントが高いです。
ただ、人数が増えるほど他のプレイヤーの動きで場が読めなくなるため、プレイ感は人数によって全く異なります。
あまり多すぎるとほぼ運のようなゲームになってしまうので、個人的には5人前後がベストだと思います。
ダウンタイム(手待ち時間)がない
手番制のボードゲームでは、他のプレイヤーの順番のときに手待ち時間が発生します。特に多人数で遊ぶときに長く考える人がいると、ダレてしまうことがあります。
ニムトの場合は、みんな一斉に考えてカードを出すためダウンタイムなし。人数が多くてもサクサク進行します。
初心者と上級者が一緒に遊べる
ボードゲームによっては、レベルの異なるプレイヤー同士では、全く勝負にならなかったり、上級者の邪魔になってお互いに不幸になったりすることがあります。
ニムトの場合は、運の要素がそれなりにあるため、レベルが違う人同士でもそれなりに勝負になります。
また、読み合いが大事であるため、初心者がいれば「初心者がどう行動するのか」も楽しみのひとつ。上級者にとって初心者は邪魔ではなく予測困難なアクセントとなります。
とはいえ、熟練度によって実力差は出ますので、初心者にはプラス5点からスタートなど、ゴルフのようにハンデをつければいいと思います。
読み合い・かけひきもしっかり
相手からいつどんなカードが出てくるか。二ムト読みながら勝負をするのが一番面白いところ。
場札からすると絶対アウトの状況でも「ここはライバルが先にアウトになるはず!」の前提で果敢にチャレンジするのもまた楽しいです。
中盤以降出しづらくなる数字が小さいカードや、アウトの原因となりかねない数字が大きいカードをどこで出すかが肝。「目先の損に気を取られ、大損してしまった」「カードをキープしていて出し損ねた」など、リスク管理も大事。カードを1枚出すだけですが、考えどころがたっぷりあります。
コンパクトで安価
コンパクトないわゆる小箱サイズ。持ち運びもしやすく安価で手に入るため、出先に持ち込んだりしやすいです。
まとめ
ニムトはいわゆるユーロゲームの特徴である
-ルールがすぐに理解できる
-初心者や子供でも勝つことができる
-習熟することで勝ちやすくなる
を兼ね備えた、もはや使い古された言葉である、シンプルなのに奥深いが成立するカードゲーム。
最近では巣籠り遊びとしてテレビに紹介されたボードゲームがプレ値になることも多いですが、そろそろ二ムトが登場するのではと個人的には思っています。未プレイな方は、丑年の2021年にぜひ遊んでみてください。
6 nimmt! Kartenspiel: Kein Spiel für Hornochsen. Für 2 - 10 Spieler ab 10 Jahren
- 発売日: 2012/01/01
- メディア: おもちゃ&ホビー