本日のボードゲームは「アーティチョークなんて大キライ(Abandon All Artichokes)」。デッキ構築(デッキビルディング)と呼ばれるジャンルのカードゲームです。
うちの子はネギが嫌いなのですが、子供にとって嫌いな食べ物はまるで親の仇。小さく刻んで入れても徹底的に探し出し避けてしまいます。
「アーティチョークなんて大キライ!」では、嫌われものの野菜アーティチョークをとり除くのがテーマ。
ただ、アーティチョークという野菜は日本ではなじみがないかも。私も食べたことはありません。
嫌いなアーティチョークを全部取り除こう
テーマと目的
あなたの皿の中には大嫌いなアーティチョークがたっぷり。新鮮な他の野菜を収穫して、アーティチョークを全部捨ててしまいましょう。
「アーティチョークなんて大キライ!」は、デッキからアーティチョークを取り除いていく「デッキ破壊」ゲームです。
内容物
コンパクトな箱にはカードが106枚入っています。
野菜カードが10種x6枚と、アーティチョークカードが40枚です。
アーティチョークカードは、とぼけた顔で表情も微妙に違っています。
さらにゲームには使用しない、アーティチョークステッカーまで入っています。
準備
アーティチョークカードを10枚ずつ配り、各自デッキ(自分だけの山札)として自分の前に裏向きでおきます。さらにそこから5枚を最初の手札として手にとります。
野菜カードはシャッフルしてテーブル中央に山札とし、上から5枚をオープンにして野菜畑(場札)を並べれば準備完了です。
お約束のスタートプレイヤーは、一番最近に野菜料理を食べた人です。
アーティチョークなんて大キライ!のルールとゲームの流れ
手札からアーティチョークをなくすことが目的です。
ゲームは時計周りに進行し、手番は
- 野菜畑の補充
- 野菜の収穫
- 野菜カードのプレイ
- 手札の捨てる
- 手札の補充
の5つのプロセスで進行します。
1)野菜畑の補充
場の野菜カードが5枚に満たなければ、野菜畑を補充します。
2)野菜の収穫
場の野菜カードから1枚を選び、手札に加えます。
3)野菜カードのプレイ
手札の野菜カードから任意の枚数の野菜カードを選び、場に出します。
野菜カードにはそれぞれ効果があり、それを適用します。ここでアーティチョークを破棄できる効果がある野菜を積極的に使っていきましょう。
4)手札を捨てる
プレイせず残った手札を、全部自分の前の捨て札置き場におきます。
5)手札の補充
自分のデッキから5枚カードをとって手札を補充します。このときにデッキのカードがなくなったら、捨て札置き場にたまったカードをシャッフルしてデッキとします。
勝敗
手番の「手札の補充」の際に、手札にアーティチョークが1枚もなかったらおめでとう!そのプレイヤーの勝利です。
短時間で楽しめるデッキ構築ゲーム
デッキ構築系のボードゲームは名作の多い定番メカニクスですが、それなりに時間がかかることが特徴です。
「アーティチョークなんて大キライ!」では、デッキ構築の「良いカードでデッキを強化する」「良くないカードを除外してデッキを圧縮する」仕組みのうち、後者に特化することで短時間で楽しめるようになっています。
ドミニオンでいけば「呪いカード」の位置づけのアーティチョークカードを全部取り除くのがゴール。目的もとっても分かりやすいです。
カードをぐるぐる回しているだけで、見た目が地味なのはデッキ構築ならで、なかなか魅力が伝えきれませんが、そこはぜひ遊んで欲しいところ。
特に「デッキ構築ゲームを遊んでみたいけど、ガッツリ系はちょっと…」という人にオススメしたい、短時間でデッキ構築の魅力が堪能できる良作カードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 10歳以上 | |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 要 | カードテキストあり |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 比較的簡単 |
大人も楽しい | ★★★★★ | 大人が楽しい |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しい |
総合評価 | ★★★★☆☆ | ライトに楽しめるデッキビルディング |
アークライト アーティチョークなんて大キライ! 完全日本語版 (2-4人用 20分 10才以上向け) ボードゲーム
- 発売日: 2021/03/04
- メディア: おもちゃ&ホビー