親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

たくさんアイスを食べよう!「ドキッと!アイス」気軽に楽しめるトリックテイキングカードゲーム。

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本日のボードゲームは「ドキッと!アイス」。いわゆるトリックテイキングと呼ばれるメカニクスのカードゲームです。

トリックテイキングとはトリックと呼ばれる小さな勝負を繰り返すルールのカードゲームのシステム。本場ドイツでは「大富豪」くらいのイメージでメジャーのようですが、日本ではなじみがなく比較的ボードゲーム愛好家が好むジャンルとなります。

本作はかわいらしいアートワークとシンプルなルールで、トリックテイキングやボードゲームへの理解がなくても遊べる初心者にやさしいゲームです。

アイスをたくさん食べよう!でも4つはダメ。

テーマと目的

あなたは「アイスだいすきクラブ」のメンバー。今日はハッピーアイスフェスティバルにみんなでやってきました。

自分のコーンにアイスを乗せるには、メンバー同士の勝負に勝たなくてはなりません。

がんばって勝負に勝ち、豪華なアイスにして食べましょう。ただし、アイスを4つ取ってしまうとる崩れるから気をつけて。

内容物

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内容物は以下のとおりで、カードと各種のタイルが中心です。カードとアイスタイルはバニラ、イチゴ、グレープ、抹茶、チョコの5色。アイスタイルとコーンタイルがテーマにマッチしていて特徴的です。

  • お店カード65枚
  • トッピングタイル5枚
  • アイスタイル15枚
  • コーンタイル5枚
  • 満足チップ(表1点m裏5点)25枚

準備

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コーンタイルを各自1個ずつ受け取ります。プレイ人数に応じて使用するアイスのフレーバー(色)の数が違いますので、今回使用するものを選んで残りをしまいます。

アイスタイルをフレーバー別にわけ、それぞれ裏向きでシャッフルして積み上げ、対応したトッピングタイルをそばに置きます。満足チップは得点用ですので、取れる位置に置いておきます。

各プレイヤーに、手札を規定枚数(3人なら8枚、4人なら10枚など)配れば準備完了です。スタートプレイヤー(最初の親)は、一番最近アイスを食べた人です。

「ドキッと!アイス」のルールとゲームの流れ

目的はアイスタイル獲得で手に入る満足チップを10以上分集めること。親から順にカードを出して勝負をし、勝者がアイスタイルを獲得することでゲームが進行します。

1カードのプレイ

親は最初に手札からお店カードを1枚場に出します。

続いて時計まわりで他の人も1枚ずつお店カードを出します。このとき親が出したカードと同じ色のお店カードでなければなりません。

もし、親と同じ色のお店カードが手札にない場合(ウソはダメです)は、好きなカードを出します。

2強さ比べ

全員がお店カードを1枚ずつ出したら「強さ比べ」をします。勝ち負けの条件は以下のとおりで、親と同じ色をみんなが出せたかどうかで条件が変わります。

  • 場に出ているカードの色が1色の場合は、一番数字が大きい人が勝ち。
  • 場に出ているカードの色が2色の場合は、一番数字が小さい人が勝ち。

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3アイスの獲得

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強さ比べに勝った人は、その色のアイスタイル(小さい数で勝った場合は好きな色のアイスタイル)を獲得します。獲得したアイスチップに星がついていたらラッキー!さらにトッピングタイルを追加で獲得します。
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なお、アイスタイルが4つになったらアウト。アイスが崩れてしまったということで、ラウンドから脱落となります。

ラウンド終了と勝敗

全員が手札を使い切るか、誰かが4枚目のアイスタイルを獲得してしまった場合、ラウンドの終了となります。
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獲得したアイスタイル、トッピングタイルの数だけ満足チップ(得点)を受け取ります。満足チップを10以上集めたプレイヤーが勝者です。

アイスづくりのテーマでトリックテイキング入門にぴったり

たくさんアイスを獲得していていても4つ目になってしまうと得点がゼロになるため、優勢でも油断はできません。

各ラウンドの勝敗は他のプレイヤーとの駆け引きできまるので、勝ちすぎないように勝つのがなかなか難しいです。「複数の色が出たら小さい数字が勝ち」の勝利条件が変わるところも波乱を呼びます。
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「トリックテイキング」というと愛好家向けで複雑な印象も受けますが、本作のシンプルさはそれを払拭してくれます。今回紹介した2021年6月にリリースされた一般製品版では、初期のインディーズ版よりも得点計算などがシンプルになっており、子供でも十分遊べる難易度となっています。

アイスを作るというテーマもあってうちの子供たちも白熱。トリックテイキングの世界の入門におすすめのカードゲームです。

項目 公式表記 コメント
年齢 8歳以上 6歳くらいならできるかも
時間 20分
人数 2-5人
日本語化 不要 日本語版
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★☆ 子供でも簡単
大人も楽しい ★★★★☆ 大人も子供も
2人でも楽しい ★★★☆☆ 3人以上がベター
総合評価 ★★★★☆ トリックテイキング入門におすすめ