本日のボードゲームは「ぼくらロボたん(Wir sind die Robote)」
2020年のドイツ年間ボードゲーム大賞キッズ部門のノミネート作にもなった、協力型カードゲームです。
ロボたんはどこへいった?みんなで見つけよう!
ゲームの概要
「ぼくらロボたん」は、ロボたん役の1人と、トモダチ役に分かれてロボたんの居場所を探すゲーム。
みんなで探すロボたんは、なんと目に見えません。ロボたんが移動するときの音を頼りにどこにいるかを見つけましょう。
内容物
小箱のなかにはカードが12枚とトークンが50個入っています。
カードは表面がロボたんの移動ルート、裏面がロボたんのスピードモードと目的地を示します。
準備
カードをシャッフルし、表面を上にして山札をとしてテーブル中央におきます。トークンは手にとれる位置にまとめておきます。
ロボたん役を決めて準備完了です。
ぼくらロボたんのルールとゲームの流れ
ロボたん役が動かすロボたんが移動した行き先をみんなで当てるのが目的です。
ロボたん役の人は、まず山からカードを1枚とり、裏面をこっそりみます。
裏面には3つのスピードモード(カタツムリの「ゆっくりモード」ロボットの「ふつうモード」ロケットの「フルスピード」)と目的地が記載されています。
場に出ているカードに書かれた数字とめくったカードとで、今回のモードと目的地が決まります。
上の場合は、1なので「ゆっくりモードでドライヤー」となります。
ロボたん役の人はめくったカードの内容はみせず「のんびりモード」というようにスピードモードだけをみんなに伝えます。
次に、移動開始です。ロボたん役の人は「ビー」と言ってロボたんの移動をスタート。スピードモードの速度を考えながら、頭のなかでロボたんを動かし、目的地に着いたらまた「ビー」と言います。
見えないロボたんが目的地に到着したら、残りのみんなはそれがどこなのかを当てます。みんなで話しあって決めましょう。
見事正解すればトークン3枚、1つとなりなら2枚、2つとなりだったら1枚のトークンを獲得してラウンド終了。ロボたん役を交代して次のラウンドです。
勝敗
山札がなくなる11ラウンドでゲーム終了です。
みんなで獲得したトークンの数で、ゲームの成果を評価します。25枚とれたら大金星です。
人によって異なる時間の感覚をどう埋めていくか
スピードモードは、速い、普通、遅いの3段階。といっても同じスピードモードでも人によって感覚が違うため、なかなか当たりません。
個人的には、ロボたん役を固定にして、11ラウンドを通じて感覚のズレを埋めていくのがいいのかなと思います。
お互いにもっている感覚をシンクロさせるという意味では、名作カードゲーム「ザ・マインド」と似ているところがあります。
普通に考えると絶対に当たりっこないのでっすが、何度かやっていくうちに息が合ってきて、だんだん正解に近づいてきます。
そして、ピタリと正解できると何ともいえない一体感、達成感。
子供向けにつき、当たらないのが続くとグダグダになるリスクも多少ありますが、シンクロする感覚が楽しいコミュニケーションゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 5歳以上 | |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★☆☆☆☆ | 子供むけ |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | 3人はほしい |
総合評価 | ★★★☆☆ | シンクロ感を楽しむゲーム |