ブラフ要素の入ったすごろく「チャオチャオ」。2021年もあと少しとなりましたが、今年メディアで取り上げられてバズったボードゲームです。
本作はテレビ番組「VS魂」で放送されて火がつきました。やはりジャニーズ効果はすごいですね。
それから半年ほど入手困難となり、転売屋によって目玉が飛び出るような価格になっていました。
ウソをつきながらゴールを目指せ
ゲームの概要
「チャオチャオ」はサイコロを降って橋を渡ってゴールを目指す、すごろくゲーム。
サイコロは筒の中。振った結果は自分だけが見て、自己申告で道を進みます。
ウソの目で進んだり、人のウソを見破ったり。演技力と心理戦が物をいうボードゲームです。
内容物
ゲームボードとしても使用する箱の中には、4色のコマが各7個とサイコロが1個。
さらにサイコロを振るときに使用する、円筒形の筒が特徴的な内容物です。
準備
自分の色を決めてコマのセットをとり、ボードのスタート地点に1つずつ置きます。
スタートプレイヤーを適当に決めれば準備完了です。
チャオチャオのルールとゲームの流れ
サイコロを降って橋の上でコマを進め、ゴールに3つのコマを到着させることを競います。
手番ではサイコロを振ります。ただし普通に振るのではなく、筒のなかで振って出目が他のプレイヤーに見えないようにします。
自分だけが知っている出目を踏まえて、「3」のように出目を自己申告します。
他のプレイヤーは実際の出目を知らないので、ウソの目を言っても構いません。
また、サイコロには×の目があり、xが出た場合は必ずウソをついて数字を言わなければなりません。
他のプレイヤーは、宣言がウソだと思ったら「ウソだ!」とチャレンジすることができます。
チャレンジが発生した場合には、筒をとってサイコロを公開して真偽を確かめます。
チャレンジでウソがバレたらそのプレイヤーのコマは脱落。穴から落下させます。「チャオチャオ〜」と言ってみんなで見送りましょう。
ウソを見破ったプレイヤーは、落ちたプレイヤーが宣言した数だけコマを進めます。
チャレンジしたもののウソでなかった場合には、チャレンジしたプレイヤーがチャオチャオです。
チャレンジが終わったもしくはチャレンジがなかった場合には、宣言したプレイヤーが宣言の数字だけコマを進めます。
勝敗
コマがゴールまで到着したら、数字がある場所にコマを順に置き、新たなコマをスタート地点に置きます。
最終的に3つのコマがゴールに到着したプレイヤーが勝者です。
なお、もし3つに満たずに全部のコマが脱落してしまったら、一番数字が大きい場所にゴールできたプレイヤー(最後にゴールに到着したプレイヤー)の勝ちです。
一体どれが本物の宣言?疑心暗鬼の心理戦が白熱。
ウソを見破られるとコマが落ちてふりだしに。
出目を正直に言って堅実に進むのも手ですが、いずれにしても×が出ると絶対にウソをつかなければなりません。
そうこうしているうちに、嘘つきはウソの目で涼しい顔でスルスル進んでしまいます。
「また4?2回4がでるなんてありえない!ウソだ!」
「残念でした〜。本当に4なんだよね。」
「小さい目を宣言してでウソとバレないようにしよう」「いやいや、大きい目をあえて宣言した方がウソだと思われないかも」と、ライバルの心を想定しながら疑心暗鬼の騙しあいが盛り上がります。
リードしているプレイヤーほどチャレンジされるので、意外と勝負は接戦。チャレンジの応酬が繰り返されると脱落者だらけになってしまいます。
奈落の底に死屍累々が積み上がっている光景はなかなかシュールです。
メディアで取り上げられるのも納得のシンプルでワイワイ盛り上がれる、パーティ要素のあるボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 5歳以上 | |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★★ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | できるが多い方がよい |
総合評価 | ★★★★☆ | シンプルルールで心理戦が白熱 |