本日のボードゲームは「ルッセルラウス(Ruessel Raus)」。アリクイになってシロアリを集めるカードゲームです。
自分のアリ塚にシロアリをたくさん集めよう
テーマと目的
君たちはアリクイ。自分が確保しているアリ塚に、おいしいシロアリをたくさん集めよう。
シロアリが逃げてしまうトウガラシスプレーには気をつけて。
内容物
小箱のなかにはカードのみ。シロアリカードとアリ塚カードに分かれています。
シロアリカードはコミカルに描かれたシロアリが5種類。これに混ざってトウガラシスプレーカードがあります。
プレイヤーボードとして使用するアリ塚カードは、4色に分かれており、それぞれ0〜4までの数字が描かれています。
準備
プレイヤーカラーを選択し、プレイ人数に応じたアリ塚カードを受け取り、自分の前に並べます。
シロアリカードはシャッフルして山札として中央に置き、プレイ人数と同じ枚数を場札として公開すれば準備完了です。
お約束のスタートプレイヤーは、最近アリ塚を見た人。日本でアリ塚を見かけたら、ヒアリの巣かもしれないのでヤバいかも。
ルッセルラウスのルールとゲームの流れ
自分のアリ塚にシロアリカードを並べ、同じアリ塚に同種のシロアリを3つ集めるか、それぞれのアリ塚にトウガラシスプレーを集めることが目的です。
ラウンド開始時がこのゲームの一番のユニークな場面。「ルッセル・ラウス!」の掛け声で、プレイヤーは一斉に指を1本か0本だします。「指スマ」のようなイメージですね、
みんな指の数の合計が、今回のシロアリを集めるアリ塚の番号です。
スタートプレイヤーから順番に、場のシロアリカードを1枚ずつ引き取ってアリ塚に配置していきます。
全員終わったら、スタートプレイヤーを交代して次のラウンドを開始します。
一つのアリ塚に同じシロアリが集まったらおめでとう。アリ塚の完成です。そのアリ塚に並んだカードを撤去して、アリ塚カードを裏がえします。
また、それぞれのアリ塚にトウガラシスプレーが配置しても成功。カードを全部撤去して、適当なアリ塚カードを裏がえします。
ただし、同じアリ塚にトウガラシスプレーカードが2枚並んでしまったらアウト。アリ塚に並んでいるシロアリカードを全部撤去します。
勝敗
アリ塚カードを2つ最初に裏返すことができたプレイヤーが勝者です。
シロアリテーマがピンとこないかも
「指スマ」のようなアクションがこのゲームにおける駆け引きの部分。
「順番最後だからトウガラシスプレーが回ってくるかも。2になると困るから指は0本で」と、自分の順番、自分と相手の場のカードを考えながら、どの選択が最適かを考えます。
シンプルながら、プレイヤー間のインタラクションがしっかりあるところは、ドイツゲームらしさが出ていると思います。
個人的にはシロアリというテーマ性がいまひとつ。そもそもアリ塚になじみがないのもありますが、トウガラシスプレーを集める?本場ドイツでは使っているのでしょうか。
シンプルなので子供でも気軽に遊べるルールですが、テーマ性が理解できず、わが家の子供受けはイマイチな感じです。
指を出すアクションやゲームシステムは良さげなので、テーマを改善するともうちょっといいものになるのなと思う個人的にはちょっと残念さが残るカードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 6歳以上 | |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 子供でも比較的簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 大人にはちょっと物足りないかも |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しめる |
総合評価 | ★★☆☆☆ | テーマ性が残念 |