算数トレーニングにもなる、スピーディな展開の暗算カードゲーム「スピード計算/アルティメットカウントゲーム(Unter Spannung/7 ate 9)」です。
ドイツ版タイトルUnter Spannungは、興奮中というような意味でしょうか。
英語版タイトルの7ate9 は、数字のゲームということで、有名な英語の数字ジョーク「数字の6は7のことを怖がっているのはどうしてでしょうか。それは7が9を食べたから7 ate 9(789)」からきているようです。
日本語タイトルは「スピード計算(アルティメットカウントゲーム)」で、ゲーム内容をタイトルにしてみた感じ。言語によってタイトルの付け方が全然違いますね。
暗算してどんどんカードを出していこう
内容物
小箱の中に入っているのは、カードが73枚
カードは肩には1〜10までの数字が描かれていて、中央に±1〜±3までが記載されています。カードの色はこの±に依拠。±1は青、±2は黄色、±3は赤となっています。
準備
カードをシャッフルし、プレイヤー全員に裏向きで1枚だけ残して配りきります。最後の1枚は最初の場札です。中央にオープンにしておきます。
配られたカードは自分の前に山札として重ねておき、そのうち4枚を手札として別にします。
ゲームスタートの掛け声で、手札を手にしてゲーム開始です。
スピード計算のゲームの流れとルール
手札からカードを出していき、自分のカードをなくすのが目的の、リアルタイムカードゲームです。
手番はなく、出せる人から早いもの勝ちでだしていきます。
出せるカードは場札の1番上にあるカード次第。3で±2であれば、3+2あるいは3ー2の答えになる数字が出せるカードとなります。
なお、足し算で10を超える場合は10を引き、繰り下がって、引き算0より小さくなる場合には、10を加えた数が出せるカードとなります。
9で±3であれば、6または2(12)が出せるカードですね。
手札はいつでも自由に補充が可能。4枚の手札はスタート時だけで、そのあとは何枚持ってもいいというゆるいルールです。
ゲームの終了と勝敗
自分のカードを全部出し切ったプレイヤーが、勝者となります。
単純暗算だけどスピード勝負で頭を使う!
ルールは、トランプの「スピード」にそっくり。順番に出していくだけではなく「暗算」の要素が加わっているところがポイントです。ただ、このひとひねりがかなり曲者です。
1から3までの数字を足し引きするだけの単純計算でが、つぎから次にカードがだされていき、場札は目まぐるしく変更。混乱します。
とにかくスピードが大事。「いまだ出そうと思っていたのに!」と、なかなか歯がゆい場面も。
対象年齢は8歳以上ですが、真剣勝負で遊ぶにはこのくらいから。ルールは単純で基本的には足し算引き算ができさえすれば遊べます。
もうちょっと小さい子にとっては、計算の練習にも。スピード勝負の単純暗算で頭をつかうので、小学生くらいのお子さんと、ファミリーで遊んで欲しいゲームです。
個人的にはドリルで単純な足し算引き算を繰り返しやるくらいなら、このゲームを何度も遊んだほうがトレーニングになるのではと思います。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 6ー8歳に遊んでほしい |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 算数ができれば |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も楽しい |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 混乱は減るけど楽しめます |
総合評価 | ★★★★☆ | 計算ドリルよりこっちを遊んでみよう |
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