正月休みももう終わってしまいましたが、お正月の伝統的な遊びのひとつといえばコマ回し。年明けに遊んでいたコマを使ったボードゲーム「魔法のコマ(Zauber Kreisel/Turbulent Top)」です。
回るコマの中で正しい絵を選ぼう
テーマと目的
魔女、ヒキガエル、コボルド…。住人たちが不思議なコマを回すことで成長する、ここは魔法の王国です。
プレイヤーは回転するコマに描かれた絵のなかから、一番正しいと思うものをいち早く選ばなければなりません。一正しい絵をたくさん選んだプレイヤーが勝者となります。
内容物
正方形タイルと円形タイルがそれぞれ24枚あり、一枚ごとに魔法の王国をイメージしたイラストが描かれています。8色の小さいの円形のチップはプレイヤーが投票に使用するプレイヤーチップです。
このゲームの唯一無二のコンポーネントが「魔法のコマ」上部と下部が分離するようになっていて、中に円形のタイルを入れて使用します。
準備
プレイヤーはチップを1枚ずつもちます。正方形タイルをテーブルに表を向けて並べて準備完了です。スタートプレイヤーは適当な方法で決めます。
「魔法のコマ」のルールとゲームの流れ
回転するコマの中にあるタイルを早い者勝ちで当てて正解数を競うゲームです。
スタートプレイヤーは、他のプレイヤーに見えないように円形タイルを1枚選び、コマの中に入れます。
続いてコマを回します。コマが回りだしたら、コマの頭を取ると、回転している円形タイルが見えるようになります。
回っている間に他のプレイヤーは正しいと思う正方形タイルの上にチップを置いて投票します。ひとつのタイルに置くことができるチップは1枚だけ。要するに早いもの勝ちです。
待っていれば回転が遅くなって判別しやすくなってきます。でも、もたもたしていると他のプレイヤーに先を越されてしまうかも。
みんなが投票したらコマを止めて答え合わせ。正解したプレイヤーは正方形のタイルを受け取り、次のラウンドのスタートプレイヤーとなります。
勝敗
タイルが全部なくなればゲーム終了。獲得したタイル数が多いプレイヤーの勝ちです。
(タイル枚数が少なくなるにつれ簡単になってくるので、わが家では5枚最初に獲得したプレイヤーの勝ちにしています。)
コマを使った新鮮なボードゲーム
デザインによっては紛らわしいものもあり、正解を当てるのがなかなか難しいことも。早いもの勝ちなので、あてずっぽうでもとにかく投票。よーく見ることも必要ですが、反射神経も大事です。
コマを回すにはちょっとコツがいり、慣れるまでは失敗が続出。あまり力をいれずに回すといいかもしれません。
ケチをつけるなら、全体が赤っぽいデザインなど「明らかにこのタイルしかない!」というような簡単すぎるタイルがあること。
カラフルだけど回すと混ざって一色になるコマ、白黒だけど錯覚で色がみえてしまうコマなど、イラストにこだわらず選択を迷わせるデザインがあった方が個人的にはいいのにと思いました。誰か作ってくれないかなぁ。
大人には簡単なところもありますが、回転するコマの絵を当てるというのはなかなか斬新なシステム。子供受けはよく、まさにお正月らしいコマ回しゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 6歳以上 | 3歳児も遊べています |
時間 | 10分 | |
人数 | 2-8人 | |
日本化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★★ | コマが回せればOK |
大人も楽しい | ★★☆☆☆ | 大人には簡単かな |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 交互で一応遊べます |
総合評価 | ★★★☆☆ | 斬新なシステム |