ボードゲームをスマホやタブレットのアプリで無料で楽しもう!
有名どころのボードゲームの多くはアプリになっていて、スマホやタブレットで場所を選ばず遊ぶことができます。
元がアナログゲームなので、派手な演出やアクションがない地味なものが多いですが、アナログゲームの名作はシステムやバランスが洗練されていて、アプリとしても楽しめるものも多いです。
ボードゲームアプリは値段も比較的お手頃なものが多いですが、無料で遊べるものというと少なくなってきます。今回は、この無料で遊べるボードゲームアプリのご紹介です。
このブログのアクセスはiOSからが多いようなのと、iOSで遊べるものにフォーカスしてAppStoreリンクもつけてみました。
注意すべきなのは、日本のボードゲーム人口の少なさの象徴か、ほとんどのアプリが英語仕様であること。チュートリアルも英語なので、英語アレルギーの方にはちょっとハードルかも。
過去にこのブログで登場したボードゲームには、リンクもつけていますが、英語が苦手な方はアナログ版の遊び方をざっくり理解してから臨むといいかもしれません。
というわけで、言語依存が低くとっつきやすそうなものから順番に11のアプリ(10選だったものに1つ追加)をピックアップしてみました。
シェフィ(Shephy)
羊カードを増やしていく、国産の1人用カードゲームです。
国産ゲームということで、今回紹介するもののなかで唯一の完全日本語版。
- 出版社/メーカー: 冒険企画局
- 発売日: 2013/11/18
- メディア: おもちゃ&ホビー
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色々な効果があるカードを使いながら、羊を1000匹まで増やしていくのが目的です。カードの引きの運も大きいですが、カードを使う順番でゲーム展開が大きく変わるところがなかなか考えどころありのゲームです。
無料版では1日に遊べる回数に制限があります。
ドブル(Spot it!)
2つのカードの中から共通のイラストを見つけて早取りするカルタ系のカードゲーム、ドブル。
アナログ版をそのままアプリにしたのではなく、探すアイテムを複数登場させたり、デジタルならではの工夫もされています。
ラッシュアワー(Rush hour)
車の形をしたパズルピースを前後にスライドさせ、赤い車を脱出させるのが目的の、世界的に有名な一人用スライドパズルです。
無料版アプリでは出題数が35問と、有料版にくらべ少なめです。とはいえ、アナログ版も基本セットは40問なので、これでもそこそこあるといえます。
https://itunes.apple.com/jp/app/rush-hour-free/id336547250?mt=8&uo=4&at=1000lJD6
オニタマ(ONITAMA)
将棋やチェスのような2人用のアブストラクトゲーム。陰陽師と4つの式神の5つのコマで5x5の小さなフィールドで対戦し、相手の陰陽師を取るのが目的です。
コマが進める方向は、将棋のようにコマの種類で決まるのではなく、手持ちの2枚のカードのどれを使うかで決まります。そして使ったカードは相手のカードに。お互いにカードが入れ替わるのを踏まえて相手の行動を読んでいく、なかなか悩ましいゲーム。
デッドマンズドロー(Dead man's draw)
海賊がテーマのカードゲーム。なかなかそれっぽい雰囲気がデザインに表れています。
2人で山札からカードを引いていき、得点を競います。たくさん引くほど高得点になりますが、同じ絵柄を出すとバースト!もう一枚を引くかやめるべきかのジレンマが楽しいです。
アプリ版は特殊能力が使えるなどの味付けがされています。
クー(coup)
たった2枚の手札で対決するブラフ系カードゲームです。
暗殺など5種類の特殊能力があるカードで対決します。たった2枚の手札では、使いたい能力が全く足りないわけですが、大丈夫。ウソをついて相手にバレなければどんな能力でも使えるんです。
本家のクーは渋くどちらかといえば地味なデザインのカードですが、アプリ版ではかなりアバンギャルドな雰囲気に。アイコンとなっているcaptainカードは、ストリートファイターシリーズのベガのよう。
ブラフ系ということで相手がいなけりゃ意味ないので、ネット対戦スタイルです。オフラインでは遊べません。
無料版では広告がちょいちょい表示されます。
- 出版社/メーカー: ニューゲームズオーダー
- メディア: おもちゃ&ホビー
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https://itunes.apple.com/jp/app/coup/id874995624?mt=8&uo=4&at=1000lJD6
オニリム(Onirim)
8つの扉の鍵を開けて、悪夢の迷宮から脱出するのが目的の1人用カードゲームです。
しばらく前までは有料でしたので、そのうち有料版に戻ってしまうかも。期間限定の無料化かもしれません。気になる方はお早めに。
基本シナリオは完全無料。拡張ルールが有料となっています。
アナログ版はカードをシャッフルする回数が多いので、これを自動でやってくれるアプリ版はかなり便利に楽しめるかも。
オニリム:最初の旅と七つの書 (Onirim) 日本語版 カードゲーム
- 出版社/メーカー: ホビージャパン(HobbyJAPAN)
- 発売日: 2015/02/22
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ファーマソン(farmassone)
ファーマソン?聞いたことないボードゲームですが、こちらはカルカソンヌのクローンアプリです。
本家カルカソンヌとの違いは、コマが農夫とトラクターの2種類になったことくらいでしょうか。
遊んでみると、まんまカルカソンヌのプレイ感。ボードゲームのルールは著作権で保護されないといわれますが、こんなにそっくりで大丈夫かなと思うほど、よくできています。
リスク(RISK)
米国ではモノポリーの次に有名かもしれない古典的ボードゲームの「リスク」。サイコロを振って対決し、領土を奪い合う陣取りゲームです。
サイコロ対決で終わる単純な領土争奪戦は、大昔の光栄の歴史シミュレーションゲームのよう。
ん10年前の古いゲームシステムを、グラフィックなどで上手にカバーしています。
スターレルム(Star realms)
宇宙をテーマにした2人用のデッキ構築ゲームです。宇宙艦隊を表すカードを手に入れて、艦隊を強化していき、相手を打ち負かすことが目的です。
チュートリアルも英語なのはもちろんのこと、いろいろな効果があるカードの解説も英語なので、他のゲームより言語依存が高めかも。アナログ盤のカードゲームやデッキ構築ゲームに慣れていないと戸惑うかもしれません。
アナログにはアナログのよさ、デジタルにはデジタルの良さがある。
実際に遊んでみると、アナログ版とデジタル版ではプレイ感がずいぶん違います。
アナログゲームの得意とするのはコミュニケーション。気の置けない相手と顔を会わせて勝負。相手の性格を知ってるからこその腹の探り合いなどが楽しいところです。
一方で、デジタル版が優れているのは、面倒なカードシャッフルや配る作業、点数計算など面倒な作業を自動化してくれるところ。アナログ版では時間がかかるボードゲームも、アプリではサクッと軽快に終わる場合も。
なので、オニリムやシェフィ、ラッシュアワーなど、アナログの利点のコミュニケーションがそもそもないソリティアゲームは、アプリでで遊ぶとメリットが大きいかもしれません。
何はともあれ、アプリ版の最大の優位性はコストパフォーマンス。有料版でもアナログ版の価格の5分の1、10分の1の価格。さらには無料にかなうものはないですね。
ボードゲームアプリに挑戦してみてはいかがでしょうか?