木製タイルを順番に並べていくシンプルなボードゲーム「コンプレット(completto)」です。
タイルを昇順に並べよう
ゲームの概要と目的
コンプレットは100枚あるタイルから手元にとっていき、数字順に並べるボードゲームです。
内容物
箱の中には1から100までの数字がかかれた木製タイルが100枚。コンポーネントはこれだけです。
準備
まずタイルをテーブル中央に裏向きの状態で山にします。
各プレイヤーは17枚のタイルをとり、裏向きのまま並べます。さらに、山から5枚のタイルを今度は表を向け、左から昇順に並ぶことを意識して裏向きタイルの間に挿入します。
※横長になるので画像では枚数を減らしています(わが家では実際に遊ぶときもスピーディなゲームにするため間引いて遊んだりもしています)。
コンプレットのルールとゲームの流れ
自分のすべてのタイルを誰よりも早く昇順に並べることが目的です。
適当に決めたスタートプレイヤーから時計回りに進行し、手番での行動は「タイルを引く」「タイルを移動」のいずれかです。
タイルを引く
タイルを引くときは、山から好きな1枚を表にして手にとります。
そして手元の裏向きタイルと入れ替えます。ただし、その際には並んでいるタイルとの昇順を維持しなければなりません。
すなわち、例えば41、47と表向きタイルが並んでいるところに45を引いてしまったときは、交換で昇順になる裏向きタイルがありません。この場合は、引いたタイルを表を向けたまま山にもどします。
表向きになったタイルは、次の手番以降で裏向きタイルと同様にひけますので、他のプレイヤーにとってはチャンスとなります。
なお、69や86など、上下逆さまにすると違う数字になるタイルは、いずれの数字としても使えるため上手く活用していきましょう。
また、引いてタイルを配置した結果、25、26など連番になったらラッキー!連番で並んだ場合は追加で手番のアクションをすることができます。
タイルの移動
タイルの移動をする場合は、手元の裏向きタイルを1枚選んで好きな位置に移動させます。
表向きに並んだタイルの数字に間隔があいてしまった場合などに、使うアクションとなります。
勝敗
最初にタイルがすべて表になって並んだプレイヤーが勝者です。
ただタイルを並べるだけなのに面白い!
基本はタイルを引いて並べるだけなので、引きに左右される運の要素が大きいゲーム。でも、「引いたタイルをどこに並べるか」「裏向きタイルをどこに準備しておくか」「さかさまで使えるタイルを上下どちらで使うか」の考えどころもあって、運と戦略のバランスが絶妙です。
手番では基本ひとつずつしかタイルが並ばないところ、タイルが連番になり手番がもう1回できたときは「やった!」となり、なかなか気持ちいいです。
このコンプレット。上の子が小さいときに、「4歳くらいでも理解できて、成長したあとも長く遊べて、2人でも遊べるボードゲームありませんか?」と、老舗のボードゲームショップ「メビウスゲームズ」さんで、なかなか無茶なオーダーをしておすすめしてもらったボードゲームです。
残念ながらうちの子は4歳ではうまくできませんでしたが、なるほどゴールは昇順に並べるだけで明確。タイルをとって並べるだけのルールもとってもわかりやすいです。
他のプレイヤーの邪魔をする手段はなく100枚のタイルを共有しているだけなので、プレイヤー間のインタラクションは弱め。なので人数は多い方がよいですが2人でもプレイ感はそれほど変わりません。
見栄えは今一つなので「タイルを並べるだけで何が楽しいの?」の印象ですが遊んでみると盛り上がります。とにかくシンプルさがウリなので、子供や初心者におすすめできるボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 6歳くらいから |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 子供でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★★ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 一応遊べます |
総合評価 | ★★★★☆ | 運と戦略のバランスが絶妙 |