夏休みも終わり。どこにも出かけなかったのになぜか色々とたまっている上の子は多忙で、最近はもっぱら5歳の下の子と2人でボードゲーム。
幼児でもできるボードゲームは家族全員で遊ぶことを想定しているのか2人専用のものはあまりありません。渋くクアルトなどを遊ぶことも多いです。
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というわけで、あまりない子供向けに作られた2人専用ボードゲーム「森の赤ずきん(Das Rotkäppchen Duell)」です。
オオカミに見つからないようにバスケットを集めよう
テーマと目的
赤ずきんの森で、おばあちゃんのためにバスケットを探しましょう。
木こりはあなたを助けてくれますが、悪いオオカミに見つかるとバスケットを奪われてしまいます。標識を目印に通った木を覚えていくことが迷わないコツです。
内容物
アクリルスタンドがついた「木」が30個。これがメインコンポーネントです。
片面は木ですが、もう片面のイラストで「バスケット」「オオカミ」「木こり」「標識」「普通の木」の5種類に分かれています。
あとは得点用の「おばあさんコイン」が3個入っています。
準備
30個の木を、バスケット3、オオカミ1、木こり2、標識5、普通の木4の15個ずつにわけます。
向き合って座り、相手にどの種類のコマかわからないようイラスト面を自分に向けて交互に木を置いて森をつくれば準備完了です。
スタートプレイヤーは「最近ケーキを食べた人」です(このゲームにケーキは登場しませんが)。
森のあかずきんのルールとゲームの流れ
バスケットを3つ先に集めておばあちゃんコインを2枚獲得することが目的です。
交互に行う手番では、森のなかから好きな木を1つ選び、くるっと反対をむけます。
ただの木であれば何もなく手番終了です。標識も同様ですが、標識はめくったことで何なのか明らかなので目印になりますね。
バスケットがでたらおめでとう!受け取って手元に置いておきます。
オオカミがでたら残念。獲得していたバスケットを1つ相手に渡さなければなりません。
木こりがでたらラッキー。さらにもう1回手番を実行することができます。
ラウンド終了と勝敗
バスケットを3個獲得したプレイヤーがラウンドの勝者。おばあちゃんコインを1枚獲得します。
木を並べなおしてラウンドを繰り返し、おばあちゃんコインを2枚獲得したプレイヤーの勝ちとなります。
相手がめくる木は自分だけが知っている。
めくって出たものを集めるシステムということで、裏返したカードゲームをめくるのと同じようなプレイ感。これを木にしているのがユニークですね。
この木のシステムが魅力的なのは「自分には相手がめくろうとしているのが何か分かること」。これが意外にいいんですよね。
「オオカミをとろうとしているぞ。しめしめ」と、めくる瞬間まで自分だけが知っているわけです。迷ったあげく取って意外な顔をするところまで観察するのが、ババ抜きみたいに楽しいポイントです。
記憶力も大事。どこが何かを覚えておかないと、自分が置いた木をめくってしまったり一度めくった木をまためくる羽目になってしまったり。まるで森で道に迷うかのようです。記憶力に優れた子供とは、親子で対等に遊ぶことができます。
あまり有名なボードゲームではないですが、うちの子にはヒット。最初に木を交互に並べるところがちょっと面倒ですが、テーマ性もよくリクエストで繰り返し繰り返し遊んでいる良作です。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 5歳以上 | 4歳くらいから |
時間 | 10分 | |
人数 | 2人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 子供向け |
2人でも楽しい | ★★★★★ | 2人専用 |
総合評価 | ★★★★☆ |