バラエティ番組で、膨らんでいく巨大な風船を、クイズに回答しながら渡していき、どこかでパーンと割れてしまうというのがありました。
そんなイメージに近い、カードをプレイヤー同士でウソを交えて渡し合いながら、破たんしたら負けのカードゲーム「ファブフィブ(FABFIB)」です。
元は海外のカードゲームですが、デザインを一新して日本版としてリメイクされています。
リメイクするにあたっては、プロモーション動画まで作成し、キャラクターの設定までこだわっている気合いの入れようです。
FABFIBプロモーション映像
tansan.hatenablog.jp(製作チームのブログもはてなです)
ウソつき王国の王者は誰だ?
内容物
コンパクトな箱の中には、カードのみが入っています。
数字カード(50枚)
ゲームのメインとなるカードです。0~10の数字ごとにキャラクターがデザインされたカードが5枚ずつ入っています。
大きい数字のカードほど、もらってうれしい(ウソをつかなくてもいい)カードなので、数字が大きいほど正直者という設定です。
なお、カードの左側にはどくろマークが1~3個ついていて、これは失敗した場合に減少するライフを示します。
多いほどダメージが大きい危険なカードとなります。
説明書カード(8枚)
説明書もカードになっています。
ゲームの概要
山札から引く3枚のカードを、プレイヤー同士で数字を増やしながら渡していき、途中のウソつきを当てて負けぬけで勝負するゲームです。
公式動画での説明も分かりやすいので、こちらを見るのもいいかもしれません。
ファブフィブ遊び方
ゲームの流れ
最初のプレイヤーは、山札からカードを3枚引きます。
カード3枚で構成されている3ケタの数字をみんなに宣言して、時計回りに次のプレイヤーに渡します。
数字を宣言する際は、数字が大きい順に並べて言う必要があります。
例えば、1と6と7のカードがきたら、 761であり、167や617などは宣言できません。
なお、数字について、実際のカード内容と異なるウソを言っても大丈夫です。
カードを受け取ったプレイヤーは、さらに次の左のプレイヤーにカードを渡すことになります。
ただし、先ほどのプレイヤーより大きい数字を宣言しなければなりません。
まず、もらったカード3枚のなかから、不要なカードを好きな枚数だけ捨てて山札から補充をします。交換しなくても構いません。
交換した3枚のカードで、先ほどと同じように3ケタの数を宣言して左のプレイヤーに渡します。もちろんウソを言ってもOKです。
761をもらったので1を交換しました。8がきたので、876です。
876の7と6の2枚を交換しました。4と5が来たので、854になってしまいました。小さくなってしまいましたが、小さい数は宣言できないので987と宣言します。
ウソだ!!
カードを渡してきたプレイヤーの数字が嘘だと思ったら、「ウソだ!」といって表に向けます。
ウソがばれたプレイヤーはアウトです。一方、本当だったら、あらぬ疑いをかけたプレイヤーの方がアウトです。
3枚のカードそれぞれ左側にあるドクロの合計(上の写真の場合は7つ)だけ、死神カードを進め、ライフが減少します。
最初のライフは12なので、死神カードを右の方に重ねています。
ライフが減少すると、死神カードを左にずらしていきます。
ライフがなくなると、死神カードを左側に重ね、ご臨終です。
勝敗
ライフがなくったプレイヤーは、ゲームから脱落です。最後まで残っていた人が勝利となります。
ダメなカードを引いてもウソでカバーすれば大丈夫
ウソとホントが入り乱れた混沌状態
ファブフィブでは、カードは引き運に大きく左右され、また、前の人よりも大きな数を宣言するシバリがあるので、好きな時にウソをつくというよりは、「ウソをつかなければならない状況」が多いです。
そのため、いざウソをついたときにバレないよう、本当のときにもウソっぽくする戦略が大事になります。
みんなが、こうしてかく乱させながら進行するので、何がウソで何が本当か分からない、混沌とした状態となります。
例を挙げると・・・
数字を手に取ったあと、ちょっと悩んでみる
カードの数字を読み上げるだけですから、悩んでいるということは、ウソを考えているかも。
ワザと悩んでみると、ウソだと思わせたり、本当に悩んでいるときをごまかせます。
数字を宣言するとき、言い間違えてみる
カードにある数字を大きい順に読むだけなので、普通は言い間違えることはありません。
でも、ウソをついているとしたら、存在しないカードを読み上げるわけですので、言い間違えることがあるわけです。
本当のときでもワザと言い間違えてみると、ウソだと思わせる作戦ができます。
カードを受け取っても、あえて1枚も交換しない
交換せずそのままの数字で渡すと、数字が絶対に大きくなりません。
しかし、自分の前の人がワザと小さい数字を宣言していたとしたら、自分は交換する必要がない、という場合もあります。
みんなでワイワイ噓をつこう
噓を織り交ぜつつ、その当てていくブラフ系のゲームとことで、ごきぶりポーカーと似ています。
bg4kids.hatenablog.com
ただ、ゴキブリポーカーはジリジリした心理戦の要素が強いですが、ファブフィブは運にかなり左右されるので、意識するのは心理よりも確率の要素が強いです。
「877から1枚を交換したから、8と9のどちらかが出ないと大きい数にはならない。これはウソの確率が高いな。」という具合です。
とはいえ、確率を考え出すとキリがなく、色々なケースがあるので、単純には手札の運をウソとハッタリでカバーするゲーム。基本、勢いで何とかなります。
キャラクターが親しみやすいのもあり、子ども受けもなかなかです。
10人まで遊べてルールも簡単。遊んでいるとコツがつかめてくるので、たくさん仲間が集まったときの、手軽に遊べるパーティゲームとしておすすめです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 10歳以上 | 5歳くらいから出来そう |
時間 | 20-30分 | 人数次第では早く終わります |
人数 | 3-10人 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が楽しい |
2人でも楽しい | ☆☆☆☆☆ | 3人から |
総合評価 | ★★★☆☆ | 気軽に楽しめるパーティゲーム |
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