遅いもの勝ちの風変わりなレースゲーム「ゆっくり行こうぜ!(Go slow!)」です。
キッズ向けボードゲームではキラリと光るものをリリースする、東欧リトアニアのボードゲームメーカーLOGIS社のボードゲームです。
野菜畑をゆっくり進め
テーマと目的
野菜畑でカタツムリたちの大レース。カタツムリたちのレースはちょっと変わっていて、一番遅くて野菜畑に長く入れたものが優勝です。
「ゆっくり行こうぜ!」は、カードをうまくやりくりし、自分のカタツムリをできるだけゆっくり進めて、最後尾になることを目指すゲームです。
内容物
このゲームで一番特徴的なのは、立体的なゲームボード。4分割されていて並べて使用します。
また、大ぶりでカラフルなカタツムリの木ゴマもなかなかインパクトがあります。
あとは、手札として使用するカードが入っています。
準備
ゲームボードを並べてつなげ長いレースコースをつくります。
自分のコマを決め、ボードの端っこのスタート地点に置きます。
カードをシャッフルして2枚ずつ配り、残りは山札として準備完了。なお、手札を3枚にすると、戦略性が高まるので、わが家ではいつも3枚です。
一番年下の人がスタートプレイヤーです。
ゆっくり行こうぜのルールとゲームの流れ
「ゆっくり行こうぜ!」はレースゲーム。ただし早くゴールするのでなく一番最後までコースにとどまることを目指します。
手番では手札からカードを1枚選んで場に出します。自分のコマを出したカードに描かれた野菜の場所まで進みます。
パプリカを出したのでパプリカのマスまで進みました。
カタツムリの絵が描かれたカードは、スペシャルなカード。ここぞというときにうまく使っていきましょう。
- 自分の手番を休んで留まる。
- 自分が数字のマスだけ進む
- 一番遅いプレイヤーが数字のマス進む
なお、スペシャルカードで進む場合には、前に他のカタツムリがいた場合はそのカタツムリを飛び越さずに押して進みます。
勝敗
出したカードに描かれた野菜マスがもうない場合など、ボードに留まっていられなくなったら脱落です。
最後までゲームボードに残っていた一番遅いプレイヤーがレースの勝者です。
単純ながら考えてカードを
すごろくのように、ボードのマス目を進んでいくゲームですが、進むマスは出した野菜カードがどこにあるか次第。
出すカードによっては、1歩で済むこともあれば、他のプレイヤーがお目当ての野菜を占拠している場合など、いきなり7マスも8マスも進んでしまうこともあります。
どのカードを出すかの選択で勝敗が左右されます。
進みたくないのに・・・ともどかしさ
「他のプレイヤーと同じマスには止まれない」ところが制約に。「次はトマトで1マスだけだ」と、まえもって考え行動しますが、思いがけず他のプレイヤーに占拠されたり、押されてしまったりで番狂わせも。
運と戦略のバランスがとれていて、カラフルな見た目と相まって、ファミリーで楽しめる良作ボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 6歳以上 | 4歳くらいでも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | ファミリー向け |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | できれば3人以上 |
総合評価 | ★★★★☆ | 運と戦略のバランスとれたファミリーゲーム |