2016年のドイツキッズゲーム大賞のノミネート作、「チャーリーのキッチン/マウスマウス(Mmm!)」です。
チャーリーの食料調達を手伝って
やあ、僕は家ネズミのチャーリーだ。 私の妻カルロッタと一緒に大家族を招き入れて、もてなす予定なんだ。
みんなが滞在中に十分に食べれるように、食べものを集めないといけないんだけど、一人じゃちょっと難しい。手伝ってくれない?
うちに住んでいるスミスという人間の食料庫から、食べ物を持ってくるんだけど、スミスは意地悪な黒猫を飼っていて、食料庫から拝借するのを邪魔しにくるんだ。あぁ、もう時間がない!
内容物
箱の中にはゲームボードと、3個の木製ダイス、黒猫の駒、ネズミチップが入っています。
準備
表面と裏面とで、難易度が異なっているゲームボードの好きな面を広げます。
ネコのスタート地点に黒ネコの駒を配置して、スタートプレイヤーを決めれば準備完了です。
ゲームの流れ
順番にダイスを振って食料を入手し、ボードにネズミチップを置いていくのが目的です。
ダイス振って出た目が、手に入れた食料です。ボードの上の対応する食料マスに置いていきます。
ボードの上の食料は、ダイス2〜6個分の長さがあり、うまくダイスを出して自分の順番で完成させないと、後述の黒ネコが進むことになります。
ボードに1つ以上のダイスを置けば、残りのダイスを振りなおすこともできるので、この振り直しも活用しつつビンゴのように食料を揃えていきます。
ボードに置くダイスが確定したら、最後にネズミチップに置き換えていきます。
なお、❌マークが出たダイスは、ボードに置くことも振り直すこともできませんので要注意。
ボードに置けるダイスが一個もなかった場合や、食料が一つも完成できなかった場合は、ペナルティとして黒ネコが食料庫に一歩づつ近づいてきます。
勝敗
黒猫が食料庫に到達する前に、食料を集め切る、すなわちネズミチップを全部の食料マスに置き切ったらみんなの勝利です。
一方で、黒ネコが最後のマスに到着してしまったら、負けとなります。
ちょっぴり考え所もあるビンゴゲーム
プレイ感はまるでビンゴゲーム。みんなで1つのビンゴカードを話し合いながら遊ぶ感じです。
「ネコが来る前に食料を調達する協力ゲーム」ということで、「カラスが来る前に果物を収穫する協力ゲーム」の、有名な「果樹園ゲーム」に基本的なゲームシステムは似ています。
bg4kids.hatenablog.com
両者を比較すると、チャーリーのキッチンの方が、ダイスの振り直しや置く位置などの機会で、やや考える要素が多いかな。なので、チャーリーのキッチンの方が気持ち対象年齢は上でしょうか。
終盤に差し掛かるにつれて、ネズミチップを置く場所が少なくなり、選択肢がなくなってきます。これにより、ダイスをうまく出すのが難しくなって、ネコが進んでいく機会も増え、追い詰められてくる緊迫感もそれなりにあります。
このような単調にならない工夫や、子供向けということで運の要素を高くしつつも、考えどころももたせたバランスの良さは、さすがキッズゲーム大賞候補作です。
「どこにダイスを置いたらいいかなぁ」「サイコロを振りなおす?このままいく?」「ごめん!ネコがきちゃった!」など、みんなで相談しながら小さい子も交えてファミリーで楽しめるボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 5歳以上 | |
時間 | 15-20分 | |
人数 | 1-6人 | 人数が多い方が楽しいです |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 子供と一緒に楽しめます |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 一人でもOK |
総合評価 | ★★★★☆ |
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