お金でお金を稼ぐゲームも、現実市場に比べりゃ大したことない?
乱高下するビットコイン、有名人への応援を売買するVALU、時間を売買するタイムバンクなど、インターネットの発達で従来の金融商品の枠組みを超えた市場が次々と登場していますね。
魑魅魍魎がうごめくなかで、一攫千金を狙う山師たち。健全な取引のための法規制もなかなか追いつかないなか、参加する度胸は個人的にはなかなかもてないところ。
実際にリスクをとって資金を投入している方は、つくづくすごいなぁと思います。
さて今回は、そんな現実の市場からみると大したことありませんが、お金を使ってお金を獲得するというちょっと不思議なシチュエーションのカードゲーム。
為替市場をテーマに、紙幣に見立てたカードで競りをするカードゲーム、マネー(Money)です。
初版が発売されたのは1999年と、かなり古いゲーム。名作の呼び声も高かったことから、日本ローカライズ版が2017年にデザインを一新して発売されました。
金で金を競り落とす文字通りのマネーゲーム
内容物
箱の中には、紙幣をイメージした横長サイズのカードと、得点計算シート、ルールサマリーカード。
おまけに点数記録用の鉛筆まで入っています。
紙幣カードは7種類。円、ドル、ユーロ、ポンド、香港ドル、スイスフラン、スウェーデンクローネ、なかなかそれっぽい秀逸なデザインで各9枚ずつ入っています。
これに加えて、得点のみのコインカード、競りの際に枚数ブラフのために使用するダミーのおもちゃのお金カードがあります。
なお、ポンド紙幣には、このゲームのデザイナーでもある、世界的なボードゲームデザイナーのライナークニツィア氏、円紙幣には販売元の社長である安田均氏がデザインされています。
内輪ネタな感じなので、Amazonのレビューでは酷評もされているようですが、個人的にはこういう遊び心を取り入れたデザインも嫌いではありません。
準備
カードをシャッフルして、各プレイヤーに初期資金として6枚ずつ手札を配ります。
残りは山札として中央に重ねておき、そこから左右に4枚ずつめくり、場札として表に向けます。
ゲームの流れ
競りで紙幣カードを獲得し、手持ち資金を増やしていくのが目的です。
ゲームは入札~落札~補充の流れで1ラウンド、山札がなくなるまでラウンドを繰り返していきます。
1)入札
「左側には180点分の紙幣カードがあるな。120点分の金を入札したら取れるかな?」という感じで、場札を見ながら、入札に出すカードを各自手札から選び、自分の前に裏向きにして出します。
2)落札
出したカードを一斉に表にオープンにします。
入札された紙幣カードの金額を、カードの種類に関係なく合計していきます。合計金額が1番多い人から順番に落札者としてカード交換ができます。
落札者は、左右の場札のうち好きな方、あるいは他のプレイヤーが入札したカードセットを選び、自分の入札したカードと交換して手札に入れていきます。
特に交換するカードがなければ、入札したカードを手札に戻すこともできます。
なお、入札したカードを交換されてしまったプレイヤーは自動的に入札額が最高になりますので、次の落札者になります。
こうして、全てのプレイヤーのカード交換が終われば落札のフェイズが終了します。
3)補充
交換によって場札の枚数が減った場合には、左右の場札が4枚ずつになるように補充してラウンドが終了します。
すでに4枚以上カードがある場合には、補充しません。
勝敗
山札がなくなったら最終ラウンドです。
ラウンド終了後に、各自手札にある紙幣カードの種類ごとに、下記のに得点を計算します。合計得点が高いプレイヤーが勝ちとなります。
コインカード
カードの数字の合計が得点になります。
紙幣カード
種類ごとに、合計が200以上であれば、数字の合計が得点になります。
合計が200未満であれば、数字の合計-100が得点です。マイナスになる場合は0となります。
小額紙幣のセットボーナス
20,30の紙幣に関しては、同種を3枚集めればボーナス100点が加算されます。
コインカード:20×2=40、ドル:90-100→0、円:190-100 →90、ポンド:セットボーナス100で合計230点
競りゲームの入門に
競りゲームといえば、同じライナークニツィア氏がデザインしたモダンアートが有名どころでしょうか。
www.boardgamepark.com
マネー(Money)では、競りの対象は場札のお金、入札するのも同じく手札のお金ということで、落札で手に入る価値がわかりやすくシステムとしてとてもシンプルです。
同じ紙幣で200点以上集めないと点数が増えない、小額紙幣のセットボーナスなど、プレイヤーによって額面が必ずしも価値にはなりません。
他のプレイヤーが集めようとしている紙幣を推定しながら、バッティングしないように集めたり、交換してもらえるようワザと出したりしていきます。
生身のプレイヤー同士の駆け引きが楽しい競りゲームは、デジタルでは実現が難しいアナログゲームならではでのジャンル。マネー(Money)は、そんな競りゲームの入門編としておすすめです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 10歳以上 | 6歳くらいからできそう |
時間 | 20-30分 | |
人数 | 3-5人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 比較的簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が楽しい |
2人でも楽しい | ☆☆☆☆☆ | 3人以上から |
総合評価 | ★★★☆☆ | 競りゲームの入門に |

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