カードゲームでは珍しい、ターン制ではなくリアルタイムゲーム「ウインクねこ(The CAT)」です。
パッケージと傾けるとネコがウインク。角度で見えかたが変わる印刷は、私が子供のころはよくあった気がしましたが、久しぶりに見た気がします。
猫の顔をそろえよう
ゲームの目的
「ウインクねこ」は、自分の山札にあるカードを交換しながら、カードに描かれた猫の表情をそろえることが目的のカードゲームです。
内容物
いろいろな表情の猫が描かれたカードが13種類x各4枚の52枚入っています。
ネコのイラストは、可愛い??ちょっと微妙な感じですね。
準備
2人で遊ぶ時は、カードを2種類8枚を除いた44枚、3人以上の場合は52枚全部使用します。
カードをシャッフルして、4枚ずつの裏向きの山を作ります。
そのうちひとつを場札としてオープンにし、残りは4枚ずつの状態で、各プレイヤーの前に置きます。
4人プレイなら3山、3枚プレイなら4山並ぶことになります。
ウインクねこのルールとゲームの流れ
自分の前の山札から1枚選び、場札とカードを交換しながら、できるだけ早く同じ絵柄のカードにそろえることが目的です。
よーいドンでスタート。順番はありません。自分の前に並ぶ山札から、好きな山をひとつえらび、中身を確認します。
そのうちの1枚を場札の前にだし、場札の1枚と交換します。一度に2枚以上交換してはダメです。
交換が終わったら、また自分の前に山札として裏向きに重ねます。
勝敗
全部の山札の絵柄がそろったプレイヤーは、「ストップ」を宣言します。この時点で即座にゲームは終了です。
それぞれのプレイヤーは、自分の前の山札がそろっているかどうかを確認します。
そしてカードの絵柄がそろった山ごとに1点を獲得します。
なお、ストップを宣言したプレイヤーが確認した際に、実は絵柄が揃っていない山札があった場合には、ペナルティとしてそのラウンドの得点が0点となります。
複数ラウンド繰り返し、最初に20点獲得したプレイヤーが勝者です。
急いでそろえて間違い続出
13種類x4セット=52枚のカードを使用するということで、最初に思ったのは「ネコじゃなくて数字をそろえるようにすれば、トランプで代用できるんでは?」。
ところがどっこい、ウインクネコはそろえるべきネコのイラストがキモ。カードに描かれたネコは、シッポの向きが違っている、涙があるなしなど、微妙に紛らわしいイラスト。これがゲームに波乱を巻き起こします。
われ先にそろえようと、急いでいるとお手つきしちゃうんですよね…。
一度揃えたカードは裏向きで重ねるので、揃えたかどうかの記憶はあやふやになってきます。
勢いよく一番に「ストップ!」と宣言したはいいけれど、中を確認すると違うカードが混ざっていて0点。「しまった!」となるミスが続出します。
慎重に進めれば遅れをとるし、慌てればミスするリスク。リアルタイム勝負でのジレンマ。
ウボンゴなど、お題を達成するのを競うゲームはよくありますが、カードでわちゃわちゃ手を動かすゲームはあまりないかも。パッとでてくるのはトランプの「スピード」くらいでしょうか。
テイストは違いますが、ドブルなどもリアルタイム系ですね。
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みんながカードを交換するので、場札もネコの目のようにめまぐるしく変化します。ボーッとしていると展開に追い付けず、ボーッとしたままで終わってしまうかも。
リアルタイムテイストはちょっと新鮮なので、熟考型ゲームでじっくり遊んだ後の箸休めとしてもオススメの、気軽に楽しめるゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 6歳くらいからできるかも |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-4人 | 3人はほしいかも |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も楽しい |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 一応遊べます |
総合評価 | ★★★☆☆ | たまにはリアルタイムゲームも |
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