ウボンゴとはスワヒリ語で「脳」という意味だそうです。わが家では結構人気の、脳トレになるパズルゲーム「ウボンゴ(Ubongo)」。テレビ番組「ガキ使」でも取り上げられた盛り上がるボードゲームです。
パズルを完成させて叫べ「ウボンゴ」
ざっくりイメージでいけば、ボードのなかでテトリスを完成させるようなパズルゲームです。
内容物
ごっつい箱の中にはコンポーネントがギッシリ。
・出題ボード
・パズルピース(4人分)
・宝石(得点用)
・宝石ボード
・サイコロ
・砂時計
・巾着袋
ゲームの流れ
準備
宝石ボードに青とオレンジの宝石を置きます。残りの宝石は巾着に入れておきます。
各自パズルピースを1セットと出題ボード1枚を持ちます。誰か一人がサイコロを振って(順番でも特定の人でも可)、同時に砂時計ひっくり返してスタートです。
パズルのルール
サイコロの目と同じものを、出題ボードのなかで探します。これが今回使用するパズルピース。このパズルピースが出題ボードの中にピッタリ埋まるように配置していきます。うまく配置できたら「ウボンゴ」と叫びます。
ヘビのような目がでたので、この4つを使います。
完成できました。「ウボンゴ!」
宝石の獲得
「ウボンゴ」と最初に宣言した人が、宝石ボードの青の宝石(3点)をゲット、2番目に宣言した人がオレンジの宝石(1点)をもらいます。
宝石ボードから獲得できた人含め、砂時計の時間内で完成できた人は、巾着袋から宝石(1~4点)を1つ引きます。
※旧バージョンの得点方法から変更になっているようです。
ラウンド終了
宝石を獲得したら、次のラウンドとなります。パズルボードを換えてサイコロを振ります。宝石ボードの宝石がなくなる9ラウンドで終了です。
得点計算
全9ラウンドが終了したら、獲得した宝石の得点を計算します。
赤4点、青2点、緑2点、橙1点で、合計点が高い人が勝利です。
落ちる砂時計を前に、思考とヒラメキと
出題ボードにうまくはまるよう、パズルピースを回したり、裏返してみたり、大きいものから挑戦してみたり、試行錯誤で解いていきます。静かに落ちていくアナログな砂時計が適度な緊迫感をプラスしてくれます。じっくり考えるというよりはヒラメキが大事かも。
連続であっという間に解けることもあれば、「本当に問題合ってるの?」と思うくらい分からないときも。それだけに、トントン拍子に解けて「ウボンゴ」が叫べるとうれしいものです。
ひとりぼっち感の少ないパズルゲーム
客観的にみると、各自の問題をそれぞれが並んで解いているだけのソロプレイのゲーム。得点の取り合い以外はプレイヤー同士のからみは一切ありません。でも、1回のラウンドが短く、早解き競争をしていることで、なぜか一緒にやっている感があるから不思議です。
特に子どもは「どっちが先にお風呂に行けるか競争だ!」などの短い競争は大好き。やる気スイッチも入りやすくなり、がぜん盛り上がります。
解くスピードには実力差がでてしまいますが、完全実力勝負で勝敗が決まらないよう宝石を巾着から引くことで、得点に運の要素をとり入れているところは、よくできたシステムだなと思います。わが家では、さらに大人は4ピース、子どもは3ピースのボードを使って難易度調整をしながら遊んでいます。
パズルボードの裏と表で難易度を選ぶことができます。
うちの子は宝石コンポーネントがあるボードゲームは大好きですが、キラキラした宝石コンポーネントも子どものテンションが上がる要素。
よくわからない言葉なのに、とにかく「ウボンゴ!」と叫びたくなってくる、子供にも知育でおすすめ、大人も盛り上がること間違いなしのボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 4歳くらいから始められる? |
時間 | 25分 | 子どもはゆっくりやってもいいかも |
人数 | 1-4人 | 1人は盛り上がりに欠けます |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | だれでも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も楽しい |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しい |
総合評価 | ★★★★★ | パズルゲームの傑作 |