わが家は狭い建売住宅。
契約した当時は職場から遠い田舎に住んでいて、通勤時間が片道2時間近くかかっていた私が重視したのは、とにかくアクセスの良さ。
電車が来るまで待って満員電車に揺られる毎日にうんざり。限りある人生の時間を通勤に使いたくないと、「駅まで徒歩10分以内、それも10分に1本は電車がくる駅で」というスタンスだったわけです。
利便性重視だと通常はマンションですが、戸建育ちだったので戸建もなかなか捨てがたい。
そんなわがままなスタンスを通すためには、他を徹底的に妥協しなければなりません。結論は市街地の建売住宅。
「間取りも選べないし狭いし高い。こんなコスパ悪い狭矮住宅、誰が買うんだろう。」かねてから思っていましたが、そんな家をまさか自分が限度いっぱいの住宅ローンで購入するとは因果なもの。
映えるインテリアが溢れる家に引っ越されたmashley(id:mashley_slt) さん。
www.mashley1203.com
陽の光が贅沢に入るコンパクトな平屋を建築中のRin(id:simple-kurashi)さん。
www.rinsimpl.com
こだわりマイホームのブログを拝読していると、家そのものも大事にしておけばよかったかなと、うらやましく思えることも・・・。
せめてボードゲームのなかだけでも夢のマイホームを、ということで、今回は家づくりがテーマの「ドリームホーム(Dream home)」です。
夢のマイホームを建設しよう!
ドリームホームのテーマと目的
あなただけのマイホームを作りましょう。
ボードに好きな部屋やインテリアのカードを選び、あなただけの家をデザインしていきます。
ただ今は空前の建設ラッシュ。資材はご近所さんとの取り合いです。好きな部屋が選べるかは先着順。
ライバルに負けない夢のマイホーム実現に向けてがんばりましょう。
内容物
ゲームボードは家の図面を模したもの。カードを並べて使用します。
家の形をしたプレイヤーボードは、人数分の4枚。このプレイヤーボード、一見して3階建てにみえますが、地下室がついた2階建ての家という設定です。
箱を開けた内箱も家の形。コンポーネントがキレイに入るようになっています。
カードはちょっと小ぶりなサイズで、部屋カード、資材カードの2種類に分かれています。
ピアノやジャグジーなどの家を彩るアイテムが装飾チップ。
オレンジ色の家の形をしたのが、スタートプレイヤーマーカーです。
あとは、得点計算ガイドになるサマリータイルと得点計算用紙がついています。
準備
個人ボードをそれぞれ1枚ずつ受け取ります。
部屋カードをシャッフルし、ゲームボードの上側に置きます。うち4枚をオープンにして並べ、残りは山札です。
資材カードはゲームボードの下側。5枚をオープンにして残りは山札になります。
一番若いプレイヤーが家の形のスタートプレイヤーマーカーをもち、準備完了です。
ゲームの流れとルール
ボードに部屋カードを配置していき、それによって獲得できる得点を競います。
12ラウンド制で、スタートプレイヤーマーカーをもったプレイヤーから時計周りに順番が進行します。
手番では、ゲームボードに並んだカードの、縦に並んだ部屋カードと資材カードのペア(左端のみ部屋カード1枚のみ)の好きなペアを受け取ります。
受け取ったカードは、すぐに自分の家ボードに配置していきます。
部屋によっては、カード下部に記載されていますが、2枚3枚並べる(部屋の拡張)ことで、得点がアップしていくものもあるので、うまく狙っていきましょう。
ただ配置にあたっては、「下の階から置かないといけない」などのルールがありますので注意。
資材カードにはいろいろな効果があります。例えば、屋根カードであればゲーム終了時のボーナス。
装飾品カードであれば、ピアノや絵画のように装飾チップを部屋に置くことができます。
順番が一巡し、全員が配置を完了したらラウンド終了です。
なお、左端のカードを受け取ることを選択したプレイヤーはスタートプレイヤーの権利をゲット。マーカーを受け取り次以降のスタートプレイヤーとなります。
ゲームボードのカードをセットし直して次のラウンドを開始します。
勝敗
部屋が全て埋まる12ラウンドでゲーム終了です。
ラウンド終了時に効果がある資材カードもありますので、それらの効果を適用したら得点計算です。
配置した部屋と装飾チップの得点を基礎に、屋根などのボーナス得点を加えて得点を計算し、得点が一番高いプレイヤーが勝利します。
家づくりについ夢中になるファミリーゲーム
配置するのがタイルかカードかの違いはありますが、マイボードに好きなピースを埋めていくところは、キングドミノとシステムが似ているかも。
www.boardgamepark.com
プレイヤー間の直接攻撃もなく、資源獲得競争が基本で、不利なリソースを獲得すれば次の順番で優位に立てるところも似ています。
ただ、王国づくりと家づくりという全く違うテーマなので、キングドミノとはゲームの雰囲気は全然違うものに。部屋が増えていき自分の家が完成していく様は、まるでままごとのような楽しさがあります。
ドリームホームの順番争いはなかなか熾烈。4人プレイで4番目になると、残り物のカード。配置できない部屋は、裏返して空き部屋となるので全く見栄えにも得点になりません。
なので、資材カードがもらえなくとも、みんなスタートプレイヤーを奪いにいくわけです。
いろいろな部屋カードのデザインがあるので、「うちの家にゲーム部屋は必須でしょ!」「やっぱゴージャスにワインセラーだよね」と、得点は度外視で気に入ったカードをとりにいきたくもなります。
家づくりというワクワクするテーマは誰でもわかりやすく、ルールもシンプル。大人も子供も楽しめるファミリーゲームとしておすすめできる作品です。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 7歳以上 | 6歳くらいから遊べるかも |
時間 | 30分 | |
人数 | 2-5人 | |
日本語化 | 要 | カードの説明は言語依存 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 比較的簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も子供も楽しめる |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | 2人だと順番争いがゆるいかも |
総合評価 | ★★★★☆ | 家族で楽しめるファミリーゲーム |
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