親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

お役所の抱き合わせ販売と競争と。

ソロじゃライバルがいないから張り合いがない?

ボードゲームは対面でコミュニケーションしながらが基本です。

しかし、1人で遊ぶソロプレボードゲームも、ひとつのジャンル。ソロプレイ専用は所有していませんが、ソロでも遊べるゲームはこれまで紹介したもののなかでもいくつかあります。

いずれもソロプレイにあたっては、「ライバルプレイヤーに勝つ」とならないようゴールの部分がうまく工夫されています。

完成を競うもの

「パズルを完成させる」「カードを出し切る」など、ゴールが明確になっているものはソロゲームとしても成立します。

特にパズル系はソロで遊べる定番です。ボードにピースをはめていくウボンゴも、ライバルではなく時間との戦いにすればOKですね。
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みんなで協力してカードを出し切るThe Game。協力ゲームは1人でも遊べるものが多いですね。ただ、「え~!そのカードどうして今出しちゃうの?」というプレイヤー間のからみはなくなってしまいますが。
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仮想敵と戦う

デジタルなゲームでは、コンピュータがライバルを担当するのが定番ですが、アナログなゲームでも「ロボット」「オートマ」と言われる仮想敵が登場してライバルになってくれるものも。

もちろん本物のコンピュータではないので、もちろんAIを使った高度な動きや状況に応じた行動などはできませんし、そもそもプレイヤーが動かさないといけません。この点、アナログゲームは不便かも。
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得点獲得を目指す

Take it easyのように、プレイヤー間の妨害がなく得点を競う系のゲームでは、「ひとりでどれだけ高得点が獲得できるか」というゴールにすることで、ひとりで遊べることになります。

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特にゴールがないゲーム

そもそも得点や勝敗の概念のないゲームなら人数関係なし。例えばお話づくりのRolly's story cubeなら、一人でできます。

お話のゲームで、話をする相手がいないというのもちょっとさみしいですが…。

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並べてみましたが、やっぱりライバルがないと張り合いがない!

仕事でも一人になるとサボってしまいがち。自分に厳しくひとりでストイックに取り組めない怠惰な私は、競う相手がいないとやる気が出ないようです。



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保育園入所の顛末

さて、話は代わってわが家の話。

うちの下の子は4月から何とか保育園に入れることになりました。

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以前記事にもしましたが、保育園があかず待機児童状態のまま3月で育児休職リミットに突入、失業の危機。

頼みの綱の4月での保育園入所希望も「育児休職期間が切れるということは、退職しているか別の預け先ができている状態。4月入所に育休復帰のポイントはないので入所優先順位は大幅に下がります」と、「これまで誰のせいで待機してるんだ!」と言いたくなるくらい役所の冷たい対応。

万事休すという状態でしたが、妻の会社に「保育園が入所できる4月まで有給を使わせてください」と頼みこんで復帰を延長。

一度受理した書類の修正にさらに難色を示す役所に、妻の会社が役所とかけあってくれ、ようやく入所の権利を獲得することができました。

失業の危機を回避でき、妻の会社にはしばらく足が向けて寝れません。一方で、最初から最後まで塩対応だった役所とは、しばらく関わりたくありません。

生活保護の受付などもそうですが、不正な行政サービス受給を水際で防ぐ趣旨は分かるものの、形式的なお役所対応の中ではねじ曲がり、結果して困っている人が弾かれる仕組みになってしまうんでよね。

またしても役所の冷たい対応

育休復帰からの厚生年金手続きに、戸籍抄本と、住民票が。再度嫌な思い出の役所に出向くことになりました。まぁ、書類だけですけど。

戸籍戸籍・・・、えっとどこだっけ・・・?本籍の番地を覚えていない!

なんと、申請書類に書くべき本籍を失念してしまいました。


「これが住民票の写しで、こちらが戸籍抄本の申請ですが、すみませんが本籍の番地まで失念してしまいました。どうしたらよろしいですか?」

「正確な番地を覚えてないと、お出しすることはできませんね…。」

「免許証には本籍記載されなくなりましたが、ICチップに本籍が入ってますよね。免許証ではだめですか?」

「こちらでは免許証の確認はできませんので不可です。」

「番地忘れてしまった人は戸籍をとることができないのですか?」

「住所が分からない場合には、追加で本籍地つきの住民票を取得ください。これで戸籍の本人だと分かりますので。」

「戸籍に正確な住所を書かせるのは、本人確認のためですよね。免許証もマイナンバーカードも持ってきています。そもそも、今回戸籍なしですが住民票の写しの申請もしています。戸籍付き住民票も取得資格があるわけですよね。」

「趣旨はおっしゃるとおりですが、これはルールですので、住民票をお願いします。」

マイナンバーカードも役に立たないとは意味不明ですが、役所の担当者とこれ以上会話をしてもラチがあかない状態。仕事を抜けていて、これ以上浪費する時間もなかったので、子供の頃のドラゴンクエスト以来の抱き合わせ販売に屈することに。諦めて追加手数料を払って住民票を取得しました。

元はといえば、本籍を忘れてしまった私が悪いのですが、「本人確認のため」という、いまいち分からない理由で、不要な住民票を追加で取らされるとは…。

「こちらの住民票は、あくまでご自分が住所を確認するために自主的に取得されたもの。こちらでは不要ですのでお渡しします。」と取得した戸籍付き住民票は返却。使わないのかよ!


普通のお店でこんな対応されると「もう、絶対こんな店なんて利用しない!」となるところですが、役所については乗り換えることができないんです
よね・・・。

サービスレベルの向上には競争が一番

一般企業では、寡占・独占状態から自由競争に移行すると、競争のためのコストが追加でかかるので、必ずしも最経済ではなくなり価格自体は下がるとは限らない。

でも、顧客獲得の意識が高まるので、サービスレベルは間違いなく上がるんですよね。

最近では、格安SIMが活発となってからの携帯電話会社、自由化された電力会社などがいい例ですね。

「役所は公共サービスを提供するため、競争にはなじまない」という人もいますが、ふるさと納税PRの加熱ぶりをみれば一目瞭然です。

他の自治体から税収を付け替えるだけ。返礼品のコストだけオールジャパンでは税収が減り行政サービスが悪くなるはずですが、そんなことは関係なし。地域おこしもそっちのけで自治体同士の税収獲得競争。ライバルがいればお役所だってがんばるんですよね。


自治体の一般サービス部分でも「分かりました。もう、おたくの自治体には頼みません」と、いつの日か啖呵が切れる日が来てほしいもの。

うちの自治体もコンビニで住民票をとれるようになったら、もう絶対に窓口には行かないぞと思った出来事でした。