親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

ドラゴンの炎で氷を溶かし宝石を集めよう「きらめく財宝(Funkelschatz)/ドラゴンズブレス(Dragon’s breath)」【2018年ドイツキッズゲーム大賞】

去る6月24日、2019ドイツ年間ゲーム大賞のキッズ部門が公表されました。


キッズゲーム大賞(いわゆる青ポーン)の栄誉に輝いたのは、「ドラゴンの谷「(Tal der Wikinger)」。バイキングをテーマにした、ボウリングのように玉を転がすアクションゲームです。

バイキングをモチーフにしたボードゲームは結構多く、やはりヨーロッパのキッズには憧れなのかもしれませんね。

さて、流行には縁がないわが家では、周回遅れの2018年のキッズ大賞作が最近はブーム。

というわけで、2018年のドイツキッズゲーム大賞作 「きらめく財宝(Funkelschatz)/ドラゴンズブレス(Dragon's Breath) 」です。
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パパドラゴンの炎で氷を溶かし、宝石を集めよう

テーマと目的

探検をしていた子供ドラゴンのミラ、フェオ、ルナ、ディエゴの4匹は、きらめく財宝を発見しました。

なんと大きな氷の柱のなかに、たくさんの宝石が入っているのです!

財宝を洞窟に持ち帰ろうとしましたが、氷柱はとっても重くて運べません。そこで子供達はパパドラゴンに頼んで氷を溶かしてもらうことにしました。

パパドラゴンの吐く熱い炎で、少しずつ氷が溶けて、宝石がこぼれ出してきます。

たくさんの宝石を洞窟に持ち帰ることができるドラゴンはだれかな?

内容物

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箱を開けると、中にはドラゴンの洞窟を模したデザインで間仕切りがされています。

四隅がとれた正方形のゲームボードをここに乗せて使用します。

コマはパパドラゴンコマ、厚紙の子供ドラゴンが4つ。タイルは、宝石タイル氷タイルです。

そして、一番特徴的なコンポーネントが、氷柱をイメージしたアイスリング。ドーナツ型のものが9つあります。

最後に、このゲームを彩るカラフルな5色の宝石が90個入っています。

準備

箱の上にボードをかぶせて、子供ドラゴンを四隅にとりつけます。プレイヤーは自分が担当する子供ドラゴンを選びましょう。

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ボードの中央に氷タイルを置き、ドーナツ状のアイスリングを重ねてコップ状にします。そのうえから宝石をザザーッと流し込みます。

「一番勇気がある子」がスタートプレイヤー。パパドラゴンの駒を手にします。

きらめく財宝のルールとゲームの流れ

パパドラゴンの操作でリングからこぼれ出す宝石をたくさん集めることが目的のゲームです。

ラウンドは、下記のような流れてます。

  • 誰がどの宝石を拾うかを決める
  • パパドラゴンがリングをとる
  • こぼれ出してきた宝石を拾う

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まず、パパドラゴンの左のプレイヤーから時計周りに、5つの宝石タイルから1つを選び、自分の前にとります。よーくみて、一番こぼれてきそうな宝石をえらびましょう。

みんなが選び終わったら、パパドラゴンの出番。重なっているリングのうち、一番上のリングをとります。すると、宝石がこぼれ出してきます。

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それぞれ、自分の選んだタイルと同じ色の宝石をゲットです。拾ったら、四隅にある自分のドラゴンの穴に入れます。
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パパドラゴンを左のプレイヤーに交代して次のラウンドです。

ゲームの終了と勝敗

最後のリングを取りおわったら、氷のタイルの上を除き宝石をとって終了です。

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ゲームボードをとって、洞窟に持ち帰った宝石を数えましょう。一番たくさん宝石を手に入れたプレイヤーの勝ちです。
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テーマと宝石集めが子供のハートをがっちりキャッチの名作。

こぼれおちる宝石を予想するゲームということで、キッズゲームらしく運の要素が大きいゲームです。

ただ、パパドラゴン担当は上手にリング外せば、意図したように宝石を落とせるかも。ただ、宝石タイルを選ぶのが最後なので。

ちなみに、ボードには穴が空いていて、運が悪いとそこに落ちてしまうことも。落ちた宝石は子供ドラゴンの取り分にはなりません。


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「やった〜!」「え〜!落ちないの?」「穴に落ちちゃったよ!」と、毎回こぼれてくる宝石に一気一憂。

小さい子には、宝石を選ぶ順番を変えてあげることで難易度の調整も簡単です。

このゲームの魅力はなんといってもテーマとカラフルな宝石。

たくさんの宝石を集めるのが目的ですが、うちの下の娘は勝敗よりも「自分の好きな色の宝石を集めること」に夢中になっています。

キラキラアイテムは本能的にくすぐられるものがあるのでしょうね。いつも嬉々として遊んでいます。

このデザインで子供が楽しくないわけがない!さすがドイツキッズゲーム大賞というべき、うちの子の最近のお気に入りボードゲームです。

項目 公式表記 コメント
年齢 4歳以上 誤飲しない子なら3歳くらいから
時間 15分
人数 2-4人
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★★ 小さい子でも理解できる
大人も楽しい ★★☆☆☆ 子供向け
2人でも楽しい ★★★☆☆ 2人では宝石を2つずつ担当
総合評価 ★★★★☆ キラキラ宝石が子ども心をくすぐる

HABA? - Funkelschatz

HABA? - Funkelschatz