カードで示されたコマを素早くつかむ、カルタのような早取りゲーム「おばけキャッチ(Geistesblitz)」です。
以前もこのブログでとりあげましたが、最近また遊ぶようになり、この夏わが家で遊んだボードゲームのなかで、この「おばけキャッチ」の稼働率はダントツ。
下の子のマイブームで、正直なところ「もう勘弁して!」と言いたいくらい、日課のように毎日遊んでいます。
混乱しないように早くコマをとれ!
内容物
おばけキャッチの特徴的なのは木製コマ。白のおばけ、赤のイス、緑のボトル、灰色のネズミ、青い本、の5つが入っています。
60枚のカードには、5種のコマがイラストで色を変えるなどして描かれています。
準備
コマをテーブル中央におき、カードをシャッフルして重ねて山札にすれば準備完了です。
おばけキャッチ(Geistesblitz)のルールとゲームの流れ
カードで示されたコマを早いもの勝ちでつかみます。コマをとったプレイヤーはカードを獲得できますので、たくさんカードを集めましょう。
山札からカードを1枚オープンにしてスタートです。
カードのなかに、色と形が一致するコマが描かれていたら、そのコマをとります。上の場合は、「緑のボトル」です。
色と形の両方が一致するコマがない場合は、今度は、同じ色も形もカードに存在しないコマがとるべき対象です。上の場合は「白」「おばけ」がカードに存在しないので「白のおばけ」ですね。
上の場合は、「青い本」が正解です。
コマをとることができたプレイヤーは、お題のカードを獲得します。一方で、間違ったコマをとってしまったプレイヤーは、お手つきとして自分の手持ちのカード1枚を正解したプレイヤーに渡します。
勝敗
山札が全部なくなったらゲーム終了。獲得したカードが一番多いプレイヤーが勝者です。
一瞬を争う勝負に白熱。爪を切ってから臨みましょう。
「赤と緑がカードにあるから、残りは白と灰色と青。おばけとネズミがあるから、残るとイスと本とボトル。…ということは、青の本!」
ゆっくり考えれば答えは当然わかるのですが、スピード勝負。一瞬で答えをださないといけないので頭は大混乱です。
おばけキャッチ対象年齢は8歳以上となっていますが、わが家で一番得意なのは、毎日対戦を要求している3歳の下の娘。
確か上の子も4、5歳で遊んでいたと思うので、8歳以上という年齢設定はちょっと高すぎるかもしれません。
ルールを言葉で説明して理解するには、それなりの年齢が必要ですが、遊びながらだとルールを理解できるんですよね。
ひらがなもろくに分からないのに「色と形の両方が一致しないコマ」という概念を理解できるのは不思議です。やはり遊びの力は素晴らしいものですね。
うちの子のプレイ風景ですが、このスピード。「天才卓球少女愛ちゃん」のように「おばけキャッチ少女」として売り込みたい気分です。卓球のようにメジャーではないのが残念なところ。
おばけキャッチは、運の要素がないので、良くも悪くも実力差がでてしまうことが特徴。実力が拮抗していると盛り上がりますが、一方的なゲームだとつまらなくなる面はあります。
なお、実力差があって勝ち目がない場合には、「山を張る」という戦略があります。「次におばけだったら取ろう」という意識をして、取るコマを絞りこむことで、判断力のブーストをするわけです。
まぁ、これも「一矢報いる」というレベルですけどね。
うちでは3歳児の地力の違いに圧倒され、やればやるほど差が開いてしまいます。まるで戦闘民族のサイヤ人を前に、勝ち目がないけれど一撃でもダメージを与えられるチャンスに地球人が足掻いているような気分です。
勝負はとにかく白熱。わが家では姉妹だけで遊ばせるとヒートアップしすぎてしまい、泣くか怒るかその両方か。必ずケンカになるので、姉妹だけで遊ばせるのはタブーとなっています。
我先にとつかんだときのケガにも要注意ですので、爪は切って遊びましょう。
子供も大人も盛り上がる「おばけキャッチ」。ボードゲームが初めての人にもおすすめできるシンプルで白熱するゲームです。
www.boardgamepark.com
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 3歳でもできました |
時間 | 20分-30分 | |
人数 | 2-8人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 理解すれば簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も楽しい |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人ではガチンコ勝負 |
総合評価 | ★★★★☆ | 白熱必至の早取りゲーム |

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