親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

「おばけキャッチ(Geistesblitz)」瞬時の判断が大事な白熱必至の早取りボードゲーム。

f:id:bg4kids:20190829073252j:plain
カードで示されたコマを素早くつかむ、カルタのような早取りゲーム「おばけキャッチ(Geistesblitz)」です。

以前もこのブログでとりあげましたが、最近また遊ぶようになり、この夏わが家で遊んだボードゲームのなかで、この「おばけキャッチ」の稼働率はダントツ。

下の子のマイブームで、正直なところ「もう勘弁して!」と言いたいくらい、日課のように毎日遊んでいます。

混乱しないように早くコマをとれ!

内容物

f:id:bg4kids:20190829073302j:plain
おばけキャッチの特徴的なのは木製コマ。白のおばけ、赤のイス、緑のボトル、灰色のネズミ、青い本、の5つが入っています。

f:id:bg4kids:20190829073311j:plain
60枚のカードには、5種のコマがイラストで色を変えるなどして描かれています。

準備

コマをテーブル中央におき、カードをシャッフルして重ねて山札にすれば準備完了です。

おばけキャッチ(Geistesblitz)のルールとゲームの流れ

カードで示されたコマを早いもの勝ちでつかみます。コマをとったプレイヤーはカードを獲得できますので、たくさんカードを集めましょう。

山札からカードを1枚オープンにしてスタートです。
f:id:bg4kids:20190829073348j:plain
カードのなかに、色と形が一致するコマが描かれていたら、そのコマをとります。上の場合は、「緑のボトル」です。


f:id:bg4kids:20190829073358j:plain
色と形の両方が一致するコマがない場合は、今度は、同じ色も形もカードに存在しないコマがとるべき対象です。上の場合は「白」「おばけ」がカードに存在しないので「白のおばけ」ですね。

f:id:bg4kids:20190829073407j:plain
上の場合は、「青い本」が正解です。

コマをとることができたプレイヤーは、お題のカードを獲得します。一方で、間違ったコマをとってしまったプレイヤーは、お手つきとして自分の手持ちのカード1枚を正解したプレイヤーに渡します。

勝敗

山札が全部なくなったらゲーム終了。獲得したカードが一番多いプレイヤーが勝者です。

一瞬を争う勝負に白熱。爪を切ってから臨みましょう。

「赤と緑がカードにあるから、残りは白と灰色と青。おばけとネズミがあるから、残るとイスと本とボトル。…ということは、青の本!」
ゆっくり考えれば答えは当然わかるのですが、スピード勝負。一瞬で答えをださないといけないので頭は大混乱です。

おばけキャッチ対象年齢は8歳以上となっていますが、わが家で一番得意なのは、毎日対戦を要求している3歳の下の娘。

確か上の子も4、5歳で遊んでいたと思うので、8歳以上という年齢設定はちょっと高すぎるかもしれません。

ルールを言葉で説明して理解するには、それなりの年齢が必要ですが、遊びながらだとルールを理解できるんですよね。

ひらがなもろくに分からないのに「色と形の両方が一致しないコマ」という概念を理解できるのは不思議です。やはり遊びの力は素晴らしいものですね。

f:id:bg4kids:20190821001009g:plain
うちの子のプレイ風景ですが、このスピード。「天才卓球少女愛ちゃん」のように「おばけキャッチ少女」として売り込みたい気分です。卓球のようにメジャーではないのが残念なところ。

おばけキャッチは、運の要素がないので、良くも悪くも実力差がでてしまうことが特徴。実力が拮抗していると盛り上がりますが、一方的なゲームだとつまらなくなる面はあります。

なお、実力差があって勝ち目がない場合には、「山を張る」という戦略があります。「次におばけだったら取ろう」という意識をして、取るコマを絞りこむことで、判断力のブーストをするわけです。

まぁ、これも「一矢報いる」というレベルですけどね。

うちでは3歳児の地力の違いに圧倒され、やればやるほど差が開いてしまいます。まるで戦闘民族のサイヤ人を前に、勝ち目がないけれど一撃でもダメージを与えられるチャンスに地球人が足掻いているような気分です。

f:id:bg4kids:20190829073426j:plain

勝負はとにかく白熱。わが家では姉妹だけで遊ばせるとヒートアップしすぎてしまい、泣くか怒るかその両方か。必ずケンカになるので、姉妹だけで遊ばせるのはタブーとなっています。

我先にとつかんだときのケガにも要注意ですので、爪は切って遊びましょう。

子供も大人も盛り上がる「おばけキャッチ」。ボードゲームが初めての人にもおすすめできるシンプルで白熱するゲームです。
www.boardgamepark.com

項目 公式表記 コメント
年齢 8歳以上 3歳でもできました
時間 20分-30分
人数 2-8人
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★★ 理解すれば簡単
大人も楽しい ★★★★☆ 大人も楽しい
2人でも楽しい ★★★☆☆ 2人ではガチンコ勝負
総合評価 ★★★★☆ 白熱必至の早取りゲーム

メビウスゲームズ おばけキャッチ 日本語版

メビウスゲームズ おばけキャッチ 日本語版