親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

女の子向けカードゲーム「プリンセス・ミーナのジュニアラミー (Princess Mina - Junior Rummy)」

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最近わが家で一番ボードゲームを遊んでいるのは、一番時間がある下の娘。「カタン」など硬派なものがすきな上の子と違って、可愛いもの好きな彼女の最近のブームは「プリンセス・ミーナのジュニアラミー(Princess Mina - Junior Rummy)」。女の子をイメージして味付けがされた、ドイツHABA社のピンク箱シリーズのカードゲームです。
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プリンセスのカードを集めてティアラを完成させよう

テーマと目的

プリンセス・ミーナは大興奮。今日は友達が会いに来るのです。お城に招待してのんびり午後を過ごします。
紅茶とケーキをいただきながら、ミーナがプレゼントでもらったカードゲームを遊びましょう。キラキラの星を勝ち取ると、ティアラを飾ることができます。最初に3つの星でティアラを飾れるのは誰でしょう?

内容物

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小箱サイズの箱にはプリンセスカードティアラカードキラキラ星が入っています。

プリンセスカードは4色48枚で、各色はプリンセスが描かれた1〜6までのカードで構成されます。犬が描かれたカードはジョーカーで4枚あります。

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このゲームで特徴的なコンポーネントのキラキラ星。星形はなかなか珍しいですね。

準備

ティアラカードを各自に配り、自分の前に置きます。

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プリンセスカードをシャッフルして手札として8枚ずつ配り、残りを山札として中央に置ば準備完了です。

スタートプレイヤーは、「一番最近お城に行った人」。お城になんて行くことないなと思ったけれど、姫路城などでもOKですね。

プリンセス・ミーナのジュニアラミーのルールとゲームの流れ

手札から3枚以上の組でカードを出していき、手札を早く出し切ることが目的のゲームです。

ゲームは時計周りに順番に進行し、手番では以下の順番でアクションを実行します。

  1. 山札からカードを1枚引く
  2. 手札からカードを出す(任意)
  3. 手札からカードを1枚捨てる

1 山札からカードを1枚引く

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山札の一番上のカードをめくり、手札に加えます。

2 手札からカードを出す

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手札のなかで、出せるカードの組み合わせがあれば、場にカードを出すことができます。

出せるカードの組み合わせは、3枚以上の「ラン」または「セット」です。
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「ラン」は、同じ色で数字が連続しているカード。

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「セット」は、違う色で同じ数字のカード。

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ジョーカーは、好きなカードの代わりとして使うことができます。

場のカードへの付加

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プレイヤー(自分も含む)が場に出しているカードとセットになるカードがあれば、つけ加えることができます。

ジョーカーとの交換

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ジョーカーが出されている場所に、穴埋めの形でカードを出すことができたら、ジョーカーをゲットできます。

3 手札からカードを1枚捨てる

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手番の最後に手札からカードを1枚選んで山札の隣に捨て、次のプレイヤーに順番を交代します。

勝敗

手札を全部だしきったプレイヤーがラウンドの勝者。勝ったプレイヤーは、キラキラ星を1個ゲットします。そしてカードをシャッフルして次のラウンドを始めます。

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キラキラ星はティアラカードに並べていき、3個揃ってティアラが完成したプレイヤーがゲームの勝者です。

女の子の心をくすぐる仕掛けがいっぱい

ルールはいわゆるトランプのジンラミーをシンプルにした形式。なので大人をまじえた家族で楽しめます。

なによりも「プリンセスを集める」「ティアラを完成させる」というフレーバーがよくできていて、女の子のハートをガッチリキャッチ。

ジョーカーが4枚も入っているのもうれしいポイント。「やった!にじいろのイヌだ!」とうちの子は見つけるたびにテンションがあがっています。

数の概念をよく理解できない小さな子でもルールがわかるよう、カードにも工夫がされています
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カードを並べると、数が連続するカードが隣り合わせで合うようになっています。数も数字だけではなく星の数でも示しています。

数なんて10、20数えるのがやっとの3歳の娘には、ちょっと厳しいかなと最初は思いましたが、「プリンセスを遊びたい」という一心で何度もチャレンジしているうちにルールが理解できるようになりました。今では「つながってないこのプリンセス捨てよっと」と、いっちょ前に捨て札の選択までできるようになりました。

「おばけキャッチ」などの脊髄反射系の判断ゲームを除けば、運100%のものしかできなかった娘がはじめて遊べた「考えるゲーム」です。 f:id:bg4kids:20191119063855j:plain

システム自体は枯れたゲームのリメイクで、正直言って真新しさはゼロですが、安定感と幼児向けチューニングは評価に値します。

メーカー生産終了のようで手に入りにくくなりつつあるのが残念なところ。価格にも注意が必要です。

わが家では「お風呂前にプリンセスを遊ぶ」のが日課。毎日遊んでカードが擦り切れつつあるので、「手に入るうちに予備を買っておこうか」「でも大きくなるのに幼児向けの予備は‥」と思案中です。

小さい女の子がいる家族にはおすすめできるカードゲームです。

項目 公式表記 コメント
年齢 5歳以上 3歳でもあそべるかも?
時間 15−20分
人数 2-4人
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★★ 小さい子にも簡単
大人も楽しい ★★★☆☆ シンプルなジンラミーとして遊べます
2人でも楽しい ★★★★☆ 普通に楽しめる
総合評価 ★★★☆☆ はじめての考えるゲームに