みんなでリレー形式でオリジナルストーリーを作っていくカードゲーム「ストーリーズ(Storiez)」です。
想像力を働かせてオリジナルストーリーを作っていこう。
ストーリーズの概要と目的
ストーリーズは、カードのモチーフをもとにリレー形式に物語を作っていくゲームです。ただ、途中で誰かがチャレンジしてくるかも。そのときはみんなで作った物語を思い出していきましょう。
内容物
正方形のカードが2種類。まずはテーマカードが15枚。演劇のような感じのイラストが描かれています。
そして50枚のモチーフカード。消防士やオオカミ男などの人物から目覚まし時計のようなモノなど様々です。
そして日常では使わないけれどアナログゲームではときどき登場する、砂時計です。
準備
カードをシャッフルし、テーマカードとモチーフカードをそれぞれ山札にすれば準備完了です。
お話には出だしが肝心。一番年長のプレイヤーがスタートプレイヤーです。
ストーリーズのルールとゲームの流れ
みんなでリレー形式で物語をつくっていき、あとからそれを間違えなく思い出すことが目的のゲームです。
ゲームのラウンドは、みんなで物語をつくっていくストーリーフェイズと、作った物語を思い出していくチャレンジフェイズに分かれます
ストーリーフェイズ:みんなで物語をつむいでいこう!
ラウンドの開始時にスタートプレイヤーはテーマカードを1枚めくります。以下の場合は「冒険」がテーマですね。
プレイヤーは順番にモチーフカードを1枚めくり、出たモチーフカードを使った物語を作っていきます。
むかしむかし、世界をまたにかけて旅をしている、ひとりのドラキュラがいました。
あるとき船で旅をしていたら、ドラキュラのっていた船が沈没してしまいました。
ドラキュラは沈没した船からなんとか泳いで逃げ出しました。波に流されてたどりついたのは無人島です。
無人島には人はいないけれどたくさんのサルがいます。あっというまに凶暴なサルたちにとりかこまれてしまいました。
絶対絶命と思ったそのとき、空からUFOが現れて宇宙人がおりてきました。
あらわれた宇宙人はロックスターのようなかっこうです。マイクをもって変な歌を歌いだしました。
チャレンジフェイズ:物語を思い出そう!
手番ではモチーフカードをめくらずに、物語を終わらせることを選択し、他のみんなにチャレンジすることができます。チャレンジャーはこれまで出たモチーフカードを裏向きに重ねて砂時計をスタートさせます。
それ以外のプレイヤーは、みんなで相談して物語を思い出して、モチーフカードと答え合せをしていきます。
「ドラキュラがいて、船が沈没して、無人島に到着して……。」
うまく全てのモチーフを思い出したらみんなの勝ち。チャレンジャー以外のプレイヤーは、今回の出題のモチーフカードから1枚ずつカードをもらいます。
砂時計が落ちきるまでにみんが思い出せなかったり間違ったらチャレンジャーの勝ち。チャレンジャーは2枚のカードを獲得します。
成否にかかわらずチャレンジャーが次のラウンドのスタートプレイヤーです。テーマカードをめくって次のラウンドをはじめます。
勝敗
モチーフカードを5枚獲得できたプレイヤーが勝者です。
飛び出せハチャメチャストーリー
ローリーズストーリーキューブのような感じですが、リレー形式なので、話がとんでもない方向にいってしまいます。
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でも、めちゃくちゃな話になっても大丈夫。目的は覚えておくことだからインパクトのある話の方が大歓迎です。
NHKの幼児向け番組「みいつけた!」の「おてて絵本」というコーナーで、派生形としてリレー形式でやることがあるのですが、そんな雰囲気。突拍子もない話になって盛り上がります。
ちなみに家族で遊ぶと私は常にビリ。結局思い出すには記憶力が重要。支離滅裂なストーリーを頭にイメージできないと覚えられないんでしょうね。
50枚のモチーフカードはちょっと足りないかな。慣れてくると1ラウンドで10枚くらいカードを使ってしまうので、ラウンドを重ねると同じカードが登場し似たような話になってしまうんですよね。倍の100枚くらいはほしいところ。
ゲームの勝敗よりもヘンテコな話になっていくのが楽しいコミュニケーションゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 5歳くらいでもいけるかも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-5人 | 3人はほしいかも |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 比較的子供向き |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | みんなでワイワイがいいかも |
総合評価 | ★★★☆☆ | ヘンテコになっていく話が楽しい |
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