パズル系のボードゲームの有名作品といえばウボンゴ。
最近では「ガキ使」や「もやサマ」など、地上波のテレビでも紹介されて知名度もあがり、遊んだことがある人も増えてきました。
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本日は、このウボンゴのパズルピースが3次元になってパワーアップした「ウボンゴ3D(Ubongo3-D)」です。
パズルを完成させてウボンゴを叫ぼう
ゲームの概要と目的
ウボンゴ3Dは、タイマーが切れる前にいち早く立体パズルを完成させることを競う対戦パズルです。
パズルを解いたプレイヤーは宝石を手に入れることができ、全ラウンド終了後に獲得した宝石の価値を競います。
内容物
わが家にあるボードゲームの中では最大クラスの大箱にコンポーネントがぎっしり。
ゲームボードは長方形のものが36枚と、得点計算用の宝石が58個。これを入れる布バックがついています。
さらに10面ダイスと、ウボンゴでおなじみの砂時計があります。
ウボンゴ3Dのコンポーネントで最大の特徴はなんといっても立体パズルピース。
樹脂製でしょうか。プラスチックでも木でもない材質でできています。
パズルピースは各色ごとに4種類の形状があり全部で40個です。
準備
36枚のゲームボードを9枚ずつ動物シンボルが同じ順に並ぶよう分け、プレイヤーは山を受けとります。
相談してゲームボードのA面(ピース3個)B面(ピース4個)のいずれの難易度を使用するかを決定します。
40個のパズルピースはテーブルの中央に置きます。宝石は9つのサファイア(青)と9つの琥珀(茶色)を中央に置き、残りをバッグにしまいます。
最年少のプレイヤーがサイコロを、最年長のプレイヤーが砂時計をもてば準備完了です。
ウボンゴ3Dのルールとゲームの流れ
9ラウンドに渡って出題されるパズルを早く完成させることを競い、パズル完成で獲得した宝石による得点を競います。
ラウンド開始時には、まずダイスを振って出た目を確認します。自分のボードをみて、ボードの数字と対応したパズルピースを手にとります。
みんながパズルピースを準備できたら、砂時計をセットしてゲームスタートです。
それぞれ、ボードの白いエリアをパズルピースで2段でぴったり埋めることに取り組みます。白いエリアからはみでたり3段以上になってはいけません。
完成した人は「ウボンゴ!」と叫びます。
砂時計が落ちた時点で「ウボンゴ」できたプレイヤーは宝石を受け取ります。
- 1番目のプレイヤー:場から1つの青いサファイア+バッグから宝石1個
- 2番目のプレイヤー:場から茶色の琥珀1個+バッグから宝石1個
- 3番目のプレイヤー:バッグから宝石1個
- 4番目のプレイヤー: バッグから宝石1個
なお、砂時計が落ちた時点で誰もパズルを解けなかった場合は、セカンドチャンスとして砂時計を再起動してラウンドを再開します。
宝石の獲得がおわったら、使用していたゲームピースをテーブルの中央に戻して、ボードを変えて次のラウンドへ進みます。
ゲームの終了と勝敗
ゲームは9ラウンド(場の宝石がなくなったとき)で終了します。
宝石の価値で得点を計算し、最高得点のプレイヤーが勝者です。
3次元の自由度で見かけより歯応えあり
パーツを回転させる方向が3次元のため、平面パズルに比べて難易度がアップ。特に4ピースはかなりの難しさ。パズルがさほど得意でない私は砂時計が落ちるまでに完成するのは至難の業です。
なるべく大きめのパーツから試行錯誤していくのがコツでしょうか。本家の2D版の4ピースより3D版の3ピースの方がパーツの自由度の高さもあって難しいと思います。
個人的には「一見簡単そうに見えて解けない」という要素がパズルゲームには大事だと思うんですよね。
たった3つのピースがなかなか完成できないもどかしさ。
パッと見は簡単そうなので、うちの4歳児も「やりたい!」とやってきますが、どうやっても完成できない。大泣きして帰っていきます。
小さい子やパズルが苦手な方には苦痛になるかもしれませんので要注意です。
歯応えがあるだけに、正解がひらめいてウボンゴがいち早く叫べると喜びもひとしおです。
文句なしの名作ボードゲームだと思いますが、大きなパッケージのせいもあってか、これまで国内で普通に購入できる価格では流通していませんでした。
私はどうしても欲しくてドイツAmazonから直接購入しましたが、このたび満を辞して日本語版が登場しました。
気軽に買える価格ではないですが、立体コンポーネントを考えれば設定価格もなかなかお値打ちだではないかと思います。パズル系が嫌いでなければぜひとも遊んでほしい、珠玉のパズルゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 10歳以上 | 8歳くらいから |
時間 | 30分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント | |
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ルールの易しさ | ★★★★☆ | ルールはシンプル | |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が楽しい | |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しめる | |
総合評価 | ★★★★★ | パズルゲームの傑作 |