本日のボードゲームは、○×ゲームを発展させたような2人用の3目並べゲーム「ゴブレットゴブラーズ(Gobblet Gobblers)」です。
もともと名作「クアルト」にも似たGobbletという4目並べゲームを3目並べにした簡易版。ただ国内では本家よりもこちらの方が知名度が高いのでないでしょうか。
「クアルト(Quarto)」木の盤面が美しいインテリアとしても映える名作2人用ボードゲーム - 親子ボードゲームで楽しく学ぶ。
近頃うちの子供たちが熱中しているのは、ボードゲームではなくデジタルゲームの「マインクラフト」。
さすが世界一売れているゲームだけあって熱中するのも納得。アナログゲームは脇に追いやられつつあります。
ボードゲーム時間の短縮化がすすんでいますが、そんな中でもゴブレットゴブラーズはちょっとした隙間で楽しめるボードゲームです。
コマをかぶせながら3つのコマを並べよう
テーマと目的
内容物
このゲームのメインとなるゴブラーコマは大中小の3種類×各2個×2色で12個。
Gobblerは七面鳥の意味でしょうか。コマのてっぺんにトサカのようなものがついています。
○×ゲームといえば井の字。ゲームボードの役割をする仕切り柵が4本入っています。
準備
仕切り柵を並べ、色を決めてそれぞれコマを手にとれば準備完了です。先行をジャンケンなどで決めます。
ゴブレットゴブラーズのルールとゲームの流れ
交互の手番で自分のコマを配置していき、縦横斜めのいずれか3つ並べることが目的です。
手番では、自分のコマを9マスの盤面の好きな位置に配置します。
基本は○×ゲームと同じですが、ここからがこのゲームの特徴。すでに配置済のコマを移動させること、さらに大きいコマを小さいコマの上にかぶせることができます。
この発展ルールによって、○×ゲームにダイナミックさが加わっています。
勝敗
3列先にそろったプレイヤーの勝ちです。
コマをかぶせて
「コマをかぶせる」という要素がこのゲームの最大の特徴。せっかく揃いそうでも、コマをかぶせられたら形勢逆転です。
なので、かぶせられることがなく防衛にも攻撃にも有効な大コマの使い方が戦局を左右します。序盤では大コマは温存してここぞというところで使う戦略でしょうか。
ゲームが進んでくると記憶力も少し必要。コマを移動させるつもりが、下に相手のコマがあって負けということもあります。
本家○×ゲームには「先手は絶対に負けない」定石があったのにも関わらず、子供の頃は数えられないほど遊びました。
①ちょっとした時間で遊べる②紙と鉛筆(あるいは地面と棒)さえあればどこでも遊べる、ところが魅力だったんだろうな。
ゴブレットゴブラーズに②の要素はありませんが、①の短時間でサクッと楽しめる魅力は十分。遊べば「もうひと勝負」「もう1回」とリプレイになり、メディアに紹介されるのもうなずけるお手軽さがウリのボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 5歳以上 | |
時間 | 5分 | |
人数 | 2人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★★★ | 2人専用 |
総合評価 | ★★★★☆ | お手軽な2人用ゲーム |