下北沢駅周辺で毎年開催されている「下北沢カレーフェスティバル」とのコラボ。チキンレースなカードゲーム「ギリギリカレー」です。
みんなでカレー作り。材料を入れすぎには気をつけろ!
内容物
カレールーそっくりのパッケージを開けると、中にはカードとマーカーが入っています。
カードは、カレーに入れる食材カードとしてメイン食材カードと隠し味カード、目的のカレーの種類を示すレシピカード、鍋の限界を示すリミットカードに種類が分かれています。
マーカーは、顔型のプレイヤーカラーを示すプレイヤーマーカー、ペン型をしたレシピマーカーと、オタマ型をしたカレーリミットマーカー、です。
ゲームのテーマと目的
みんなで材料を持ちよってカレーを作ります。鍋にいろいろな食材を入れていくと、カレーの旨味がどんどん増していきます。
しかし、あんまり材料を入れすぎてしまうと、バランスが崩れ鍋の中身は「カレー以外のなにか」になってしまいます。
カレーの旨味たっぷり、バランスは崩さない絶妙な頃合いに鍋をひきとって、一番美味しいカレーをゲットすることが目的です。
準備
食材カードをメイン食材と隠し味を混ぜてシャッフルし、手札としてプレイヤーに3枚ずつ配ります。残りは山札としてテーブルにおきます。
プレイヤーの色を選んで、その色のマーカーを手にします。
レシピカードとリミットカードををシャッフルし、それぞれ2枚セット×人数分を裏向きで横に並べます。このレシピとリミットのセットが今回作るカレー鍋になりますが、その中身はわからない状態です。
上記では4つの鍋ができました。
スタートプレイヤーはボードゲームのお約束、「一番最近カレーを食べた人」です。
鍋の事前確認
スタートプレイヤーから、レシピカードのうち好きな1枚をめくってこっそり中身を確認し、レシピマーカーを置きます。
全員の確認が終わったら次に、リミットカードのうちレシピを確認していない鍋の1枚を選んでこっそり確認し、カレーリミットマーカーを置きます。
つまり、レシピとカレーリミットのうち、プレイヤーはそれぞれ1枚だけ確認できるわけです。誰がどのカードを知っているかについてはマーカーで一目瞭然です。
ゲームの流れとルール
ゲームは時計回りに進行します。手番でできる
ことは「具材を鍋に入れる」「鍋を引き取る」のいずれかの行動です。
「具材を鍋に入れる」を選択した場合、いずれかの鍋(レシピ・リミットカードの下)に、手札から1枚食材カードを出します。そして、山札から手札を3枚になるよう補充します。
食材カードの効果
食材カードの左肩のテイスト値は出来上がり時の得点で、これが高いほどカレーがおいしくなるわけです。
右肩のバランス値は食材がカレーのバランスへ与える影響度です。この合計が鍋のリミットを超えるとバランスが崩れ、カレーは「カレーでないなにか」になってしまいます。
安定したテイストの「ビーフ」や、味の割にバランス悪い「イカ」、抜群のテイスト値を誇るがバランスも崩れる「愛情」
カレーの味を整える(バランス値マイナス)「スパイス」、野菜カレーの旨味をアップする「牛乳」、味のバランスは崩すがカードを覗ける特殊な「納豆」
「鍋を引き取る」を選択した場合は、その鍋のレシピカード、リミットカード、食材カードのを全部ひきとり、以降はプレイしません。
終了と勝敗
全員が鍋を引き取り終わったら終了です。
レシピカードとカレーリミットカードをオープンにします。
鍋に入っている食材のバランス値をレシピも考慮しながら合計していきます。バランス値がリミットをオーバーしていたらアウト。そのプレイヤーは脱落です。
リミットを超えなかったプレイヤーは、テイスト値の合計が得点です。得点が一番高いプレイヤーが勝利します。
「お肉ごろごろカレー」なので肉はカウントせず、バランスは10/12でセーフ。テイスト合計の得点は9点。
不完全情報のなかでの読み合いとチキンレース
各自が知っている情報は、レシピ、リミットともに基本ひとつだけ。
マーカーの存在で「誰がどの情報をしっているか」は明らか。その人の行動を見ながら、「どんなレシピでリミットはどのくらいなのか」を推理して行動します。
「レシピを見た上でのこの行動、この鍋は野菜カレーに違いない!」という感じですね。
しかし、内容は知りつつも敢えてデタラメの食材を入れて、バランス崩壊した鍋をひきとらせる戦略もあるから混乱します。
自分が知っている鍋のカレーを上手に作るのか、それとも他人が作る鍋を横取りするか、疑心暗鬼のなかでゲームは進行していきます。
そうこうしていくうちに具材がどんどん増えて、鍋引き取りのチキンレースがはじまります。進行するほどリミットオーバーのリスクが高まるなか、いつどれを引き取るかが悩みどころです。
最後にオープンにして「うわぁ、失敗した!」「イカとチョコレートと納豆のカレーって何だよ!」と、出来上がったカレーも闇鍋のような感じで盛り上がります。
カレー作りという誰でもわかりやすいテーマに、まさにギリギリの心理戦と駆け引きが魅力の楽しいゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 6歳くらいからできそう |
時間 | 15-20分 | |
人数 | 2-5人 | |
日本語化 | 不要 | 日本語版 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 比較的簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が楽しい |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | 3人は欲しいかも |
総合評価 | ★★★★☆ | 仲間内でワイワイ楽しめる |
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