「北海道の実家にはいなくて珍しかったんだよね〜。なんかカブトムシみたいな感じしない?実際に飼ってみると、あっという間に増えちゃって大変なことになったよ。ははは。」
誰もが嫌いなゴキブリを、珍しいという理由で飼育していた強者が、学生時代の同級生にいました。
ドイツの気候は寒冷ということで、見かけないから日本より好印象なのでしょうか。ドイツゲームには、なぜかこのゴキブリが登場することが多いです。
www.boardgamepark.com
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というわけで、ゴキブリがボードを駆けまわるという、嫌いな人にとってはある意味、絶叫系のボードゲーム「ごきぶりキッチン(Kakerlakak)」です。
※本物は登場しませんが、嫌いな方は不快かもしれませんので、閲覧にはご注意ください。
キッチンにいるゴキブリを誘導して捕まえろ
内容物
箱を開けると、そこがキッチンを模したゲームフィールド。なかは、スプーン、フォークなど食器の形をした壁で、迷路のように区切られています。
その他のコンポーネントとして、サイコロと得点計算用のゴキブリチップ。2~3人で遊ぶためのフタが入っています。
そして、このゲームのコアであるゴキブリ。単体でも販売されている、HEX BUG nanoというオモチャです。
準備
箱をテーブル中央に置き、プレイヤーは箱の四角に陣取ります。
ゲームボードの壁を初期配置として、きれいに整えれば準備完了です。
一番小さい子がスタートプレイヤーです。ゴキブリの電源スイッチを入れて、中央に配置すればゲームスタート。
ゲームの流れ
食器の形をした壁を動かしていき、ゴキブリを自分のスペースに誘導していくことが目的です。
スタートプレイヤーから順番にサイコロを振ります。サイコロの出目は4種類。出目に応じて、動かせる壁がナイフ、スプーン、フォーク、?(何でもOK)が決まっています。
出目に応じて、好きな場所の壁を動かして、次のプレイヤーに交代です。
壁を動かすことによって、ゴキブリが進むルートは変化します。
どこを動かそうか迷っているうちにもゴキブリはリアルタイムに動いていきます。
自分のスペースにゴキブリがくるように、また、他のプレイヤーのスペースに行かないように、壁をうまく操作していきます。
勝敗
ゴキブリが4隅のエリアに到着したらラウンド終了。当該エリアのプレイヤーがポイントゲット。ゴキブリチップを受け取ります。
5ポイント先取したプレイヤーが勝利します。
ゴキブリの動きに一喜一憂。息つく暇もないアクションゲーム。
結構なスピードで動くゴキブリは、ボードを走り回って状況は常に変化。「早くサイコロ振って!サイコロ!」とサイコロの奪い合い。
思考もテクニックも不要のリアルタイムゲーム。初心者も上級者もありません。
なんと言ってもゴキブリそっくりの動き。予想外の行動に「こっち、こっち〜!」と、ワーキャーいいながら盛り上がるパーティゲームです。
考える要素はゼロなので、繰り返し遊ぶほどの深みはなく、正直いって大人は数回遊べば飽きるかも。一方でゴキブリそっくりな動きのインパクトは絶大で、子供の心は鷲づかみです。
誰で簡単に遊べ、もとにかくインパクトだけはどんなゲームにも負けない。初心者がアナログゲームを遊ぶ際のトップバッターにもふさわしい(ただしゴキブリに抵抗がない人に限る)一発屋ゲームです。
「ボードゲームは知育と言って買っているけど、このゲームの知育要素は何?」
て、手先の器用さとか・・・ごめんなさい。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 5歳以上 | 4歳くらいからできるかも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★☆☆☆ | 大人は飽きるかな |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 多い方が盛り上がる |
総合評価 | ★★★☆☆ | 単純明快リアルタイムアクション |
ごきぶりキッチン(Kakerlakak)/Ravensburger/P-P.Joopen
- 出版社/メーカー: Ravensburger
- メディア: おもちゃ&ホビー
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