子どもの頃に、誰しも遊んだ親指ゲーム(正式名称はないので仮称)。みんなで拳を突き合わせて、いっせいに好きな数の親指を立てて、その合計を当てる指遊びです。
この親指ゲームは、全国で遊ばれて誰でも知っているけど、地域によって呼び名や掛け声が全然違うようですね。
私の地域では、呼び名は特になく、「ん〜〜~、2」というかけ声でした。SMAP×SMAPで遊ばれたことから「指スマ」という名称もそこそこ定着しているみたい。
さて、本日紹介するのは、勝ち抜き方式の親指ゲームに対して、負け抜けという違いはありますが、親指ゲームとプレイ感が似ているラブレター(Love letter)。世界に名だたる日本発のカードゲームです。
ライバルを蹴落として姫にラブレターを届けるのは誰?
内容物
カードゲームですが、使用するカードは以下のたった16枚。トコトンまで削ぎ落とされています。
ゲームの流れ
準備
16枚のカードをシャッフルし、そのうちの1枚を抜いて取りよけておきます(カードの完全カウンティング防止のために使用しないカード)。
残りのカードから、手札として1枚づつ各プレイヤーに配ったら、残りは中央に山札にしておきます。
スタートプレイヤーを決めたら準備完了です。
ゲームの流れ
順番がきたプレイヤーは、まず、山札からカードを1枚引きます。
次に、引いたカードと、もともともっている手札の合計2枚のなかから、どちらか1枚を捨てます。
捨てたカードに特殊な効果がある場合は、それが発現します。この効果によって、場合によって脱落するプレイヤーがでてきます。
ゲームの勝敗
プレイヤーの途中脱落によって、1人だけが残った場合は残ったプレイヤーの勝利です。
複数のプレイヤーが残った場合には、一番強いカードをもっているプレイヤーの勝ちとなります。
カードの効果
カードの左肩にあるのがカードの強さ。
強いカードは最後での勝利のためにキープしたい反面、捨てたら即負けになる姫カードをはじめ、マイナス効果も背負っており、諸刃の剣です。
8姫 :このカードを捨て札にした場合、自分が脱落。
7大臣 :次に引いたカードが5以上(合計が12以上)となったら自分が脱落する。
6将軍 :任意のプレイヤーと手札を交換する。
5魔術師:任意のプレイヤーの手札を1枚、山札と交換させる。
4僧侶 :自分の次の手番まで、他プレイヤーから受ける効果を無効化する。
3騎士 :自分の任意のプレイヤーと手札を密かに比較し、左上の数字の小さい方を脱落させる。
2道化 :任意のプレイヤーの手札を見る
1兵士 :任意のプレイヤーの手札を宣言し、当たったら脱落させる。(兵士は宣言できない)
手札の探り合いが楽しい
一番枚数が多い兵士カードは最弱ですが、カードを当てれば脱落させることができる強力な効果をもっています。
そのため、一枚しかない手札を知られてしまうのは、このゲームでは致命的。
そのため、お互いの腹の探り合いがこのゲームの肝となります。
後半(といってもアッというまですが)になってくると、出されたカードから推理しながらの攻撃が盛り上がります。
道化をひきました。道化でカードを覗いて、次に兵士で当てて完璧な攻撃!
手持ちが兵士なのがバレて、別のプレイヤーから騎士で勝負を挑まれてしまいました。脱落です。
有名どころなので、バットマンバージョンや、ホビットバージョンなど、カードデザインを変えた派生商品もたくさんでています。
ファミリーゲームとして今買うのなら、ケン・ニイムラ版のデザインが子ども受けしそうな感じです。9月にはおそ松さんバージョンもでるようですね。

ラブレター ケン・ニイムラ版 (Love Letter) カードゲーム
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シンプルなカードゲームは、深読みが必要で、子どもと一緒に遊ぶには適していないものが多いのですが、このラブレターは手札1枚の判断だけの究極シンプルなので、割と子どもでも理解しやすいです。
プレイ時間はわずか5分程度。4人で遊ぶと下手すれば、手番が2回しか回ってこずに終わってしまいます。
親指ゲームと一緒で、ちょっとした暇つぶしに気軽に楽しく遊べるゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 10歳以上 | 5歳くらいからできるかも |
時間 | 5-10分 | 5分くらいでサクッと終わります |
人数 | 2-4人 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | カードの効果だけ |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が楽しい |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人でも楽しめます |
総合評価 | ★★★★☆ | 手軽に楽しめる |

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