わが家では「今日はこれを遊ぼう」と、ボードゲームをとっかえひっかえ遊んでいますが、正月以来なんとほぼ毎日遊んでいるカードゲームがあります。
それが国産カードゲームの「ノイ(NEU)」です。
VS嵐の「2016年個人的ニュース」で、ババ抜きに弱い相葉くんが「メチャメチャ強いカードゲーム」として紹介していました。オンエアー後はもちろん品切れ続出です。
相葉ちゃんが前VS嵐でメチャクチャ強いカードゲームに出会ったって言ってた「ノイ」は流星が持って行ってくれたんだって👍🏻 pic.twitter.com/pM9S9fx3Dc
— なちゅ (@ohmiyask_nino) 2017年6月21日
ノイとはドイツ語で「新しい」の意味。
新○○とか、「新」がタイトルにつくものって大概古いものが多いのですが、ノイも1988年にリリースされたゲーム。もう30年前ですね。
101を超えないようにカードを出せ
ゲームの目的
とにかく場の数字が101を超えないように。カードを出していくゲームです。
内容物と準備
箱を開けると、カードとチップが入っています。
最初にチップをひとり3個ずつ配ります。カードも一人3枚ずつ。配った残りのカードは補充用の山札として、中央に裏向きにおいて準備完了です。
ルールとゲームの流れ
手番がきたら、3枚の手札から好きなカードを1枚場に出し山札から1枚補充していきます。
カードを出す際は、前回宣言された場の数字に、出すカードの数字を足し算して宣言して出します。
下記の場合だと、2,5、8が出され、2、7、13と数字が宣言されていきます。ここで9を出すなら22と宣言してだせばいいわけですね。
ただし、宣言できるのは101までの数字。101を超えてしまうとアウトになるので、オーバーしないように出すカードを選ぶ必要があります。
公式動画も参考になるかもしれません。
ノイに登場するカード
基本の数字カード(赤)
赤のカードは通常のカード、出すと場の数字に加えていきます。数字が大きいほどだしにくくなるので不要なカードです。
特殊な数字カード
50は赤なので通常のカードと変わらないですが、数字が大きすぎる!場の数字が52を超えれば出せなくなるので、3枚の手持ちカードの一つを殺してしまう不幸なカードです。
緑のカードはマイナスカード。出す際は場の数字から引き算していきます。数字が減るので101を絶対超えない嬉しいカードですが、次の順番の人も助かって敵に塩を送ることにも。
青の101は、現在の場の数字に関係なく101になるカード。次の順番の人はいきなり追い込まれてしまいます。
特殊効果付きカード(黄色)
黄色のカードは、出すと特別な効果を発揮するカードです。出しても場の数字は変わらないので、基本的に温存しておきたいカードです。
PASSは、文字通りパスするカード。このカードを出すことで、次の人の順番になります。
TURNは、UNOでいうところのREVERSE。順番を逆回りにするカードです。このカードを出せば、順番が逆まわりになったうえで、次の人(逆回しなので自分の直前にカード出した人)の順番となります。
SHOTは、次の順番になる人を指定するカード。「○○さん!」と指定して、次の順番はその人となります。
DOUBLEはUNOのDRAW2のようですが、引くのではなくて2枚出させる方です。このカードを出すと、次の人は手札から2枚カードを出す必要があります。
手札は3枚だけなのに、そのうち2枚。かなり鬼畜です。これを使われるとかなり詰む可能性が高いカードです。
勝敗
誰かが101を超えてしまったらラウンド終了。当該プレイヤーはチップを1枚没収されます。
3枚とも没収されてしまったプレイヤーはゲームから脱落し、最後まで残っていたプレイヤーが勝者となります。
抜群のテンポの良さと、暗算トレーニング効果も期待できる名作
数字を合計していくカードゲームはいろいろありますが、そのなかでも「ゼウスの逃亡(Zeus on the Loose)」にかなり似ています。
www.boardgamepark.com
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特殊カードの効果はUNOにもそっくり。
似ているゲームも多く、カードデザインもパッとしない。わが家ではずっと出番がなかったノイですが、実際遊んでみると大番狂わせ。一転して一番稼働率が高いゲームとなりました。
ノイの魅力はなんといってもテンポの良さ。シンプルなので、悩む暇なく4、9、15とカードがポンポンだせます。
数字を宣言しながらなので、
「3で101ピッタリ。どうだ!」
「TURNでそっくりそのままお返しします。」
「なんのなんの、101カードでもう一回101!」という感じで、コミュニケーションも盛り上がります。
数字がいきなり101になったり緩急があるのもなかなか刺激的。
この手のゲームの中では、かなり攻撃的なカードが多いのが特徴的。ただ、カードの引き運が9割くらい占めるゲームなので、攻撃されても後腐れありません。
個人的にはUNOよりも断然面白いと思います。
さらに、子供と遊ぶ際には、足し算のトレーニングなるところも嬉しいところ。
カードを出す際は、基本1桁の暗算をして出す必要があります。それがテンポよく行われるので、子供の暗算力アップにもってこい!
「百ます計算」の、少なくとも足し算は不要かもしれません。
小学校低学年前後、5歳~8歳くらいの算数を勉強しているお子さんがいる家庭には特におすすめしたいです。
一桁の単純計算は脳の活性化につながるといわれるこで、大人の脳トレとしてもいいかも。
戦略性はほとんどなく、どうしようもない手札になれば正直負けるしかありません。運の要素がかなり大きいので、複雑な戦略やギリギリしたジレンマを求める人には合わないのでボードゲームサイトでの評価はいまひとつ。
しかし、わが家では今年の稼働率首位を独走中。遊べば「もう一回!」となること間違いなしのイチオシのファミリーゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 7歳以上 | 5歳くらいからできるかも |
時間 | 10分 | |
人数 | 2-7人 | 3人以上がいいかも |
日本語化 | 不要 | 日本語版 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 足し算さえできれば |
大人も楽しい | ★★★★★ | 子供も大人も |
2人でも楽しい | ★☆☆☆☆ | おすすめしません |
総合評価 | ★★★★★ | ライトで |
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