うちの下の子は、これまでボードゲームの天敵。箱を勝手に開けては中身をぶちまけ、コマやカードを紛失させていましたが、3歳になって破壊活動も落ち着いてきました。
最近ではちゃんと遊べるボードゲームも増えてきて頼もしい限り。そんな最近のラインナップゲームのひとつ、ドイツHABA社の幼児向け協力ゲーム「果樹園ゲーム(Orchard/Obstgarten)」です。
カラスに取られる前に果物を収穫しよう
テーマと目的
果樹園にある4本の木においしそうな果物がなっています。
りんご、洋なし、さくらんぼにすもも。みんなでいそいで収穫しましょう。
イジワルなカラスがおいしい果物をねらっているからね。
果樹園ゲームは、みんなで力をあわせて果物を収穫していく協力ゲームです。
内容物
大きめの箱には、四つ折りのゲームボードと、果物コマが4種x10個、収穫用のバスケットが4個、カラスのパズルピース、サイコロが入っています。
果物コマとサイコロは木製でなかなかいい感じ。バスケットは竹のような薄い木材で作られていて壊れやすそうです。
準備
ボードを広げ、それぞれバスケットひとつを手にとります。
ボードの上の木に対応させて、4種類のそれぞれ果物を置きましょう。
カラスのパズルピースはボードの脇に重ねておき、準備完了です。
果樹園ゲームのルールと流れ
順番にサイコロを振って、出た目に応じた果物を収穫していきます。カラスのパズルの完成前に果物を全部収穫することが目的です。
ゲームは時計周りに順番に進行していきます。手番がきたら、サイコロをふります。
赤ならさくらんぼ、黄色なら洋ナシというように、出た色に対応した果物を収穫し、自分のバスケットに入れます。
バスケットの目がでたら、どれでも好きな果物をひとつ選んで収穫することができます。
カラスの目がでてしまったら残念。カラスのパズルを1ピースとって中央にはめていきます。
勝敗
カラスのパズルが完成する前に、全部の果物を収穫できたらみんなの勝ちです。
一方で、収穫完了前にカラスのパズルが完成してしまえばみんなの負けです。
小さい子に平和な協力ゲームの名作
「うわ~カラスだ!」「あともうちょっとだったのに…」サイコロが命運を決める運100%のゲームですが、ギリギリのタイミングでカラスに負けたり勝ったり。なかなか絶妙なゲームバランスになっています。見事勝てたときはみんなで一緒に喜べます。
うちの子もご多分にもれませんが、幼児期はゲームで負けると泣いたりヘソを曲げてしまうもの。
果樹園ゲームはみんなVSいじわるカラスの協力ゲームなので、勝つのも負けるのもみんな一緒。勝ち負けへの執着が強い幼児期の子供にはとてもうれしいゲームです。
若干ネックなのはやはりお値段。豪華なコンポーネントのせいか果樹園シリーズでは一番お高めです。だけど暖かみある木製の果物コマはやはり魅力的。おままごとにもそのまま使えます。
うちの子は「はじめての果樹園ミニ版」を、何百回となくボロボロになるまで遊んでいたので、ステップアップということで購入しました。
www.boardgamepark.com
「はじめての果樹園」と比べると、果物の数が多いので、1ゲームでもしっかり遊んだ感があります。
木製の果物をはじめとした魅力的なコンポーネントで、子供の食いつきもバッチリ。30年以上前のゲームですが、いまだに色褪せることない幼児向けゲームの定番です。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 3歳以上 | 誤飲なければ2歳くらいから |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-8人 | 4人以上はバスケットを共用 |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
大人も楽しい | ★☆☆☆☆ | 幼児向け |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | 2人だと多少ダレるかも |
総合評価 | ★★★★☆ | 幼児向けゲームの名作 |
果樹園ゲーム Obstgarten: Für 2 bis 8 Spieler
- 出版社/メーカー: HaBa
- メディア: Board Game
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