海に潜って真珠を集めることがテーマの美しいカードゲーム「真珠のネックレス(Pearls)」です。
それにしても海に潜って真珠ってとれるもの?私の実家は自転車で行けるくらいの距離に海があったので、子供の頃は海水浴がてら潜ってサザエを取っていました。真珠貝がいる海では似たような感覚で見つかるものなのかな?
真珠を集めてネックレスを作ろう
テーマと目的
青い海に息が切れるまで潜って、美しい真珠を見つけよう。
集めた真珠はひと財産。海から上がってそのまま売るもよし。たくさん集めてネックレスにしたらもっと価値はあがります。
「真珠のネックレス(Pearls)」は、真珠をたくさん集めて売却するゲームです。
内容物
小箱の中にはカードが100枚。カードは真珠カードとネックレスカードの2種類です。
真珠カードはとってもカラフル。黄色、青、緑、紫、赤、ターコイズの6色がその価値を示す数字とともに描かれています。
黒の真珠カードは真珠貝が閉じていて0点。どの色としても使えるワイルドカードです。
ネックレスカードは4~9までで、4と9が1枚で残りが2枚ずつです。
準備
ネックレスカードを数字ごとに場に並べます。
真珠カードをシャッフルし、手札としてプレイヤーに6枚配り、さらに場札として6枚を公開し残りを山札とします。
一番年少者がスタートプレイヤーです。
真珠の首飾りのルールとゲームの流れ
真珠をたくさん集めて売却し、獲得した得点をを競うゲームです。
ゲームは時計周りに順番に進行し、手番では
- 場からカードをもらう(真珠を集める)
- 自分の前にカードを出す(真珠を売却する)
のいずれかのアクションを行います。
場からカードをもらう(真珠を集める)
場のカードから種類をひとつ選び、同色のカードを全てもらいます。
ただし、手札は10枚が上限。手札が10枚を超えてしまうようにカードは受け取ることができません。
手札にある青のカードを場からもらいます。
カードを出す(真珠を売却する)
手札から真珠カードの種類をひとつ選び同色カードを何枚でも自分の前に出します。
この際、黒色のカードは特別でひとつの色として見てもいいですし、ワイルドカードとして他の色に組み合わせても構いません。
そして、出した真珠カードの枚数ががネックレスカードの数字と同じ場合には、該当するネックレスカードを追加で獲得します。
前の手番で集めた青のカードとジョーカーの7枚をだし7のネックレスを獲得しました。
勝敗
ネックレスカードが全てなくなるか、山札が全てなくらったらゲーム終了の合図。それ以降1回ずつ手番を実施してゲーム終了です。
それぞれ自分の前に出した真珠カードおよび獲得したネックレスカードををプラス得点として計算し、手札にある真珠カードをマイナス得点として計算し、一番得点が高いプレイヤ=が勝者です。
お手軽なセットコレクション悩ましさ
同じ種類をたくさん集めたいところですが、10枚という手札上限がなかなか曲者。「欲しいのに取れない!」という悩ましさがでてきます。
ジョーカーはワイルドカードなので使い勝手がよいのですが、0点なので得点には貢献しません。小さい数をたくさん集めるか、それとも高得点カード(枚数が少ない)をたくさん集めるか。他のプレイヤーとの被りを考えながらの戦略が大事です。
個人的に大好きな2人用カードゲーム「ジャイプル」「フンギ」ともプレイ感が似ています。「キノコを採って料理を作る」「真珠をとってネックレスをつくる」というテーマも何となく似ていますね。
www.boardgamepark.com
なお、2作品よりこの「真珠のネックレス」の方がずいぶんライトな印象。ボードゲーム慣れしている人にはシンプルすぎて味気ないかと思いますが、一方で初心者やファミリーで遊ぶにはこちらの方がいいかもしれません。
なんせ手番でやることは、カードを取るか出すかなのでとっても簡単。わが家の4歳児も理解できました。綺麗なものを「集める」というゲームは基本子供は好きなようです。
日本語版も発売されて手に入りやすくなりました。集めて得点にするセットコレクションというボードゲームの王道メカニクスを、気軽に楽しむにはひとつの選択ではないでしょうか。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 6歳以上 | 4歳でもできるかも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-6人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 普通に楽しめる |
総合評価 | ★★★★☆ | お手軽セットコレクション |